今日（25日）は、いよいよアトムが大阪に戻る日です。
お天気予報では「雨」。
『雨が降っていたら、荷物の出し入れが大変だろうなぁ～。』
『でも、弟が九州からの引越しの日も確か雨の予報だったのに、晴れていたから。。。』
『晴れてくるかも知れない。』
って思っていました。
弟が我が家に到着する頃には、曇り空が明るくなり始めていました。
「家具を見たいから。」
と弟が言っていたので、イケアに行ってからアトムを連れて大阪に戻る事になっていました。
で、弟と娘と3人で出掛けました。
1つ家具を選ぶのにも、弟にはとっても「こだわり」があって、その「こだわり」が私と同じなので。。。可笑しくなります。
「こんな普通のありふれた形じゃなくて、もっと細くて長いのがいいんだけど。。。」
「細くて長いテーブルの方が面白いと思う。」って弟。
弟はダイニングテーブルを探しているのですが、私も昔和室の座卓を探している時、
『幅が細くて長～いのがいい。』
って思って、そんな座卓を探すのに苦労しました。
頭の中で描いている図が、まったく同じです。
弟は、何度も同じ場所で考えて考えて。。。思う様なテーブルがないので、見るだけで帰って来ました。
アトムが、初めて我が家に来た日、車から降りたアトムは異常な程のよだれを垂れて、水をまったく飲まなくて。。。我が家にそのままアトムを残して帰るのが心配になった弟は、その日アトムを連れて帰りました。
そして6日後、再び弟がアトムを連れて来て。。。その日からアトムは我が家で暮らす様になりました。
「環境が変わると、繊細なアトムは怯えるから。」
「今日も、もしアトムのよだれが止まらなくて様子がおかしい時は、もう1度神戸に連れて来るから。」って弟。
「大丈夫よ。」
「やっとY(弟の名前）さんと住めるのだから、アトムは落ち着いていると思う。」
「きっとそんな事にはならないよ。」って私。
アトムの荷物は、アトムの椅子以外すべてを車に積む事ができました。
娘と私も、車に一緒に乗って行って、アトムの引っ越しのお手伝いをします。
アトムがキャリーボックスの中で怖がるといけないので、私が後部座席のキャリーボックス横に乗って、娘は助手席に乗りました。
「マリー、アン！ アトムにバイバイよ。」
って娘が言っています。
マリーもアンも状況が把握できていないので、
「私達も一緒に行きたい！」
って大騒ぎしています。
ほぼ1時間掛かって、アトムが「ここから出たい！！」って騒ぐことなく、無事弟の家に到着しました。
弟は、アトムが入っているキャリーボックスを、最初に家に運び込みました。
娘と私も、手に持てるだけの荷物を持って、家の中へ。
「ボックスから、アトムを出してやってくれ！」
って、まだ残っている荷物を取りに行く弟が言っています。
＜ここから（↓）の写真は、2007年のアトムです。＞
まずは、アトムのおトイレを先に準備して、アトムを出してあげました。
部屋中行ったり来たりして、クンクンしています。
すべてが大好きな弟の匂いなので、アトムは異常な程のよだれを垂れたり、怯えたりすることなく、動き回ってクンクンしています。
私がゲートを組み立てていると、アトムはリビングにウンチをしました。
「ちいおじちゃん、アトムがウンチしたよ。」
「アトムを怒ってよ。」
「おトイレでしろって言ってよ。」って娘。
「彩子が、アトムに言って聞かせてやってくれよ。」って弟。
しばらくして、弟が優しくアトムに話し掛けているのを見た娘が、
「それって、怒ってないよ。。。」
「ちいおじちゃん、何でそんなに優しいのよ～。」
って言っていました。
弟はアトムが帰って来た事が、とっても嬉しい様子です。
アトムもとっても落ち着いた様子なので、喜んでいるのだろうと思います。
＜ここまで（↑）は、2007年のアトムです。＞
弟とアトムの様子を見ていて、ホッとしました。
長い間、肩に掛かっていた重い荷物が、一気に取れた様な気分です。
幸せそう～な姿を見ていると、本当に嬉しくなります。
お掃除や後片付けをしてから、駅まで歩いて。。。神戸に帰って来ました。
駅まで弟に送ってもらうと、その間1人残されるアトムが心細い思いをするので、今日は弟がずっと傍にいてあげる方がいいと思って、私達は駅まで歩きました。
家に帰って来たのは、夜の8時過ぎです。
ドアを開けると、マリーとアンが飛んで来ました。
ゲートを1つ、アトムの為に大阪に持って行ったので、玄関のドアの所まで2人は走って来て、飛び跳ねています。
家の中は、と～っても静かです。
『アトムがいないだけで、こんなにも静かなの？』
って驚く程、静まり返っています。
「アトムは？」
って言う娘の声に、マリーもアンも顔を上げて反応していました。
夜、弟に電話をすると、
「アトムは、静かに寝てる。」
って言っていました。
今朝も、リビングはとっても静かです。
『ナナを亡くしてから、こんな静かな日々を1年4ヶ月程過ごして、その後アトムが来たんだ。』
『しばらくは、この静かな空間を楽しみたい。』
2～3日前、
「あぁ～。しんどい～！！」
って、夜中に私が大きな声ではっきりと寝言を言ったそうです。
次の朝、
「お母さん、寝言言ってたよ。」って娘。
「えっ、そうなの？」って私。
娘は、私が起きていると思っていたらしいのですが、
「よく見たら、お母さんは寝ていたから、驚いた。」
「お母さんは、よっぽど疲れてるのよ。」
「毎日、動き過ぎよ。」
って言われました。
私は「疲れてる！」って意識が、まったくなかったので、
『寝言で、そんな事言うんだ。。。』
って、自分でも驚いています。
アトムの引越しが終わったので、動き過ぎずに、ちょっとゆっくり休息ができそうです。
また明日、娘と2人で弟宅のお台所の片付けに行くのですが。。。それで引越しの後片付けは、すべて終わりそうです。
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