この日は、母、兄、私が共同作業、父は1人で別作業しました。
まずは、サブ農産物のブルーベリーの防鳥網を掛けました。
ブルーベリーは、亡くなった祖父が1980年代半ばに植えた1本の樹から株分けしたもので、今は15株くらいかなぁ?
ブルーベリーはサブ農産物の中でも重要度は低めです。
栽培に手間はかからないのですが、収穫がとっても面倒くさいンです。
防鳥網を張っても、花粉を運ぶミツバチがすり抜けてブンブン飛び回ります。
私が子どもの頃は養蜂もしていたので、蜂に恐怖心は少ないのです。
でも養蜂が身近でないと、蜂には寛容な気持ちを持たない方々が多いみたい…。
さて兄からカート式草刈り機の操縦を習いました。
丘陵地の果樹園なので、登り坂はいいのですが、下り坂方向は思わぬスピードでビックリしました。
でも同時に面白さも感じたので、やればできるの精神で使いこなせるようになりたいです。
以前は父もこの草刈り機を使っていたのですが、操作が難しくなり、今は兄1人しか使えません。
今後のことを考えて、兄と私の2人が操作できれば、多少兄の作業が軽減されるかと思います。
そしてこの日も袋掛け。
↑樹上からの眺め。
茶封筒のようなモノが果実袋です。
この袋には、薬剤が染み込ませてあります。
袋かけの少し前に袋を濡らすことで作業性が上がります。
今回使った果実袋は、兄の果樹農家の仲間から分けてもらったモノだそう。
その方は数年前にご両親を立て続けに亡くされ、相続が発生。
何年も兄弟間で裁判をしたものの、果樹園の半分がご兄弟に渡ったそうです。
とはいえ、ご兄弟は相続分を売ってしまって宅地になったとか。
ゆえに購入しておいた果実袋が不要になったので分けていただいたとのこと。
じつはこの行為もちょっと困るンです。
いただいた側もいつ購入したものか分からないと、袋に染み込ませている薬剤の効き目がどうなるか分からないので。
それなら廃棄…と思っても農業資材の廃棄は産業廃棄物なので捨てるにもお金がかかるンですよねぇ。
兄は「困ったな」「ご厚意だし」と思いつつ、ありがた迷惑とは言い出せなかったようです。
もう、ここまで来ると兄のお人好しさに、なぜ自ら苦悩を背負い込むんだろう、と呆れるやら情けないやら。
私は「Iさんチって農地が広かったよね?半分も無くなったらどうやって生活してるの?」くらいしか言えませんでした。
相続は明日はわが身ですからねぇ。
私の両親名義の農地はありませんから、私が相続で兄と骨肉の争いはせずに済みます。
でも、兄名義の農地はたくさんありますから、姪っ子ちゃん達が争うことがありませんように。
次回も楽しくお手伝いしたいです。