昨日から何度も兄から連絡が入ってきています。
1度は相続に関することで詳細は割愛しますが、さすがに呆れて「私は相続には何一つ興味がありません」と言うに至りました。
何度も連絡が来た理由は、天気予報のせい。
これからのシーズンは、降雨状況で農作業が中断します。
その合間に農薬散布もあります。
私が手伝うのは、花摘み、摘蕾、人工授粉です。
花摘み、摘蕾は霧雨くらいなら作業できます。
兄はその合間に開葯作業で、人工授粉用の花粉づくりをしています。
人工授粉は花が乾燥して、授粉後3時間以内に降雨があったらやり直し。
農薬散布も3時間以内に降雨があったらやり直し。
農薬散布は花が濡れますから、散布後4時間くらいは人工授粉ができません。
花は雄しべの葯が赤紫色のうちに人工授粉しないと結実しないので、開花からだいたい3日以内、花そうには花が10個くらいつくので、順次開花するとはいえ1〜10日間で人工授粉を5回くらい時間を置いて行います。
この合間にも開葯作業で温度と湿度と時間管理をして、翌年分も賄える分の花粉採取作業をしています。
要は、果樹農家は消費者の知らない所で、ガクブルものの精神消耗を背負っている、ということです。
兄は性格的にこの精神消耗を解消する術を持っていません。
なんとかなるさ、なんとかするさ、の主義の私とは全然違うンですよねぇ。
三つ子の魂とはよく言ったものです。
物事の過程も大切ですが、目の前にあることはサッと決断しなければならないのです。
天気天候を左右できる能力がないのなら、サッと決断するしかありません。
兄には「今日は急遽手伝いに来てくれでもいいし、花の具合優先でいいよ」と伝えています。
労働者としては、そんな働き方あるかよっ!と思うのですが、兄に対してはそう伝えるしかありません。
そこも三つ子の魂が発動しています。
菜種梅雨同様、兄の心は曇り空。
雨が降るのか降らないのか、風が吹いて花が乾燥するのかしないのか。
ぐずついた天気同様、兄の迷いがそのまま私への連絡に現れています。
溜息。


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