小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

GK受難のワールドカップ

2010-06-22 18:11:06 | Weblog
硫黄島訪島の前に始まったワールドカップ。大会前、岡田ジャパンは大会直前の不振から、マスコミ始め何となく反岡田の雰囲気が強まる中での大会突入。しかし、カメルーン戦1-0の勝利から雰囲気は一変。TV画面で見る内地の様子は、あの初めて予選トーナメントを突破した、日韓共催のワールドカップを思い出させるような熱狂振りだ。勝負事、矢張り勝ってナンボと言う事だろう。

そして硫黄島から帰った翌日、土曜日の夜、オランダ戦は8時半キックオフと言う僕にとっては最高の時間帯での試合開始。高校での夜警の仕事、6時前の巡回を終え、BEER抜きのやや味気ない夕食を済ませ、TVの前に陣取り、ゆっくりオランダ戦を楽しんだ。(突然話は飛ぶが、高校の夜警のお仕事、諸般の事情があり、このオランダ戦の夜が、僕にとって最後の御奉公の夜となってしまったのだが)

因みにカメルーン戦は、果報は寝て待てでは無いが、翌朝TVのニュースで朗報を知った。サッカーに少しでも興味のある方なら御存知と思うが、あの‘ドーハの悲劇’の夜、TV画面に釘付けになり、ロスタイム、日本が本当にワールドカップに行けるんだ、と思った瞬間、ショートコーナーから、センターリング、そしてフワ~としたヘディングがあざ笑うかのように松永の頭上を越えた、あの瞬間の事は一生忘れられない。悔しさと興奮で朝まで寝られなかった事を、今でも良く覚えている。

あの時以来、僕の場合サッカーに関しては、果報は寝て待ったほうが宜しい様である。勿論僕の中で、勝手に弱気の虫が首をもたげているに過ぎないのだが。

さてオランダ戦、予想通り僕が見ていたため、日本は負けた。恐らく見ていなくても結果は同じだったとは思うが。ただあの本大会前、宿敵韓国に惨敗した頃の岡田ジャパンからすれば、次につながる敗戦だったのでは。FIFAランク4位のオランダ、そう簡単に日本が勝てる相手ではないし、誰もが良くて引き分け、と思っていた事だろう。

そんな戦いの中で、残念だったのは、唯一の失点のシーン。GKには酷かも知れないが、あれはGKのミスだと僕は思う。確かに強烈なミドルシュートだったが、右に反応して触ったボールが、左隅に飛び込んだ。右隅や、上に入るならまだしも、完全にボールには届いている訳で、はっきり言えば行き過ぎてしまった格好だ。

その後は2本の決定的なシーンを鋭い飛び出しで、好セーブ。結果的に追加点を与えなかった事が、予選リーグ最終、対デンマーク戦、引き分けでOKと言うアドバンテージを得る事ができた。

自信とそして、彼自身が一番分感じていると思う、悔しさを晴らすため、デンマーク戦完封目指して頑張って欲しい。それは即ち予選リーグ突破につながる訳だからネ。

所で今回のワールドカップ、あのイングランドのGKの大チョンボに始まり、どうやらGKには受難の大会のようだ。その構造上、予想外の変化をするボールにもその原因はあるようだが、そんな逆境を守りきるのがGKの宿命でもあり、GK冥利に尽きると言うもの。各国のGKの今後の発奮に期待したい。

写真は本文には全く関係なく、硫黄島の青い空と白い雲。

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