感想日記

生活の感想を書き綴る場所。
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週間金田一4

2007-02-09 00:10:57 | Weblog
 なんなんだこれは!!
 今までこの「雪霊伝説」にかけていた期待が一気に萎んでしまうような展開ですよ!!

 というのも、今週を読む限り、黒沼が犯人の一味であることは間違いなさそうなのです。この一事だけで(まだ未確定ですが)、萎えることこの上なし。
 だって、黒沼が犯人ならば、かなりの確立でこの遺産相続の話は「嘘」だということになってしまう。その場合、黒沼は集めた人間を「皆殺し」にして「何故この山荘に人が集まったのか」を有耶無耶にしなければ、嘘をついて被害者を集めた人間として第一容疑者にならざるえないわけです。
 では皆殺しにするつもりだったのかと言えば、そうではない。「金田一」「美雪」「剣持」という明らかに殺害対象外の人間がいることはもちろん、「金田一の母」のように、家族親族といった人間に既に相続の話は漏れてしまっているからです。これでは「犯人が立てる計画」としては御粗末過ぎる。
 もちろん、遺産相続の話が本当であるならばそんな問題はないのですが、そうなると生き残るべき「金田一」は遺産を相続することになり、少年漫画にあまりふさわしくない物語となってしまいます。
 これらを逃れるためには「黒沼」が死ぬか、行方不明になるしかないのですが、それを行うためには一人二役や二人三役、或いは身代わり殺人が必要になります。しかしそれを行うには……あの双子しか現在のところ適役がいないのです。もし双子(若しくは双子役)と組んでいるとしたら、それはあからさま過ぎて趣きに欠ける。はっきり言ってしまうと、期待はずれ。
 もし黒沼が犯人、或いは共犯者だとするのならば、はじめから生きて下山するつもりは無い、という覚悟をもって犯行に及んでいることを期待したいところです。

 そんなわけで、私の現在の希望としては、「月枝&黒沼の共犯で、黒沼は死ぬつもり」であることを押します。
 二人三役・三人三役(三人で役を持ちまわりアリバイを作りながら、必ず誰か一人をフリーにする)を使わないとするならば、黒沼と組んで犯行が可能な人間は今のところ月枝と相島しかいないからです。ま、これも今後の展開によってどんな証拠が出てくるかによって変わってくるでしょうけれど。

 密室事件が起きたときには「こりゃすげぇ! ちっともわからん!!」と唸ったのですが……あ~う~。