「桜」の花びらは風に吹かれて四方八方に飛び散ります。栄養を他の草木に分け与えているようです。
花が咲くと、蜜を求めて沢山の虫たちが集まり、また虫は葉に卵を産みつけます。
すると、虫を捕食するために小鳥も集まり、糞を落としていきます。
花が散るとサクランボが成り、さらに虫の卵が幼虫になるので、再び鳥の餌場となり、糞の肥料を落とすのと種の伝播をしてくれます。
まさに桜の仕掛けは、産院と保育園を備えた生産工場と労働者の関係のようです。
この仕掛けに、人間まで動員されていますね。木の下で花見宴会で大騒ぎ・・色々な肥料を残していきます。
「どおせ~死ぬなら~桜の下で~死なば屍に花が散る~」 桜の肥料になりたいと云うことらしい・・
「春よ来い~早く~来い」 桜の花芽は前年の夏ごろには出来ているそうです。
秋から冬にかけては成長しないように休眠状態に入っています。
そして、充分に低温刺激を受けると休眠から覚めます。 真冬の寒さで目覚めるようです。
この目覚めの時期がほぼ2月1日だそうです。 そこから平均気温を日々足していき、 400度Cを超えると開花します。
桜は、虫や鳥の生態をよく把握しており、気象学も体得しているようです。
桜は賢いです! (あくまでも個人の感想です)