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伊豆大島を走る大島バス(1)~主力の観光型車両

2012-06-10 | バス[首都圏]

先月末にMAKIKYUが東京都大島町(伊豆大島)を訪問した際には、大島旅客自動車(大島バス)の1日フリー乗車券(2000円:決して安くはないのですが、普通運賃が結構高く、意外と容易に元が取れます)を購入し、同社の路線バスで廻ったものでした。

大島バスは以前、大島への航路を運航する東海汽船が直営で運営していた島内バス事業を、分社化した事業者で、島内の路線バス運行を一手に担うほか、貸切バス運行も行っています。

大島では新車で導入された車両を貸切バスとして使用し、古くなると路線に転用するパターンが多かった事もあり、大島バスでは一般路線でも観光型車両が充当される事が多く、MAKIKYUが大島島内を廻った際にも、観光型車両に当たる事が多い状況でした。

大島バスの観光型車両は、三菱ふそう製と日産ディーゼル製が存在している様ですが、MAKIKYUが乗車したのは何故か三菱ふそう製ばかり、日帰りで滞在時間が短かった事もあってか、日産ディーゼル製の観光型車両は、残念ながら乗車はおろか、姿を見る機会もありませんでした。


しかもMAKIKYUが乗車したバスは三菱ふそう製の大型観光車の中でも古参車ばかり、それも運用の都合で同じバスに複数回当たる状況で、大島の路線バスは本数が少ない割に結構複雑な運用(元町港から大島公園へ行った後、今度は波浮港へ向かうなど)が組まれている様ですが、今時品川ナンバーの古参エアロバスに、一般路線で乗車できる所は伊豆大島以外にはないかと思いますので、貴重な機会とも言えます。

このエアロバスは車高が低く、見栄えの面ではやや見劣りするものの、一部では「偽観光バス」とも呼ばれる前面デザインだけ観光バス風
、車両自体は路線車ベースでリクライニングシートを付けたトップドア車ではなく、正真正銘の観光バス車両で、車体長も大型路線車より長くなっています。

こんな大型の車両で波浮港付近などの狭路を走らせるのは結構大変そうで、路線車より車高も高く乗降にも手間取りますので、大島の路線・道路事情や、各系統共にさほどの所要時間を要しない事等を考えると、偽観光車でも導入した方が、路線バスとしての使い勝手は良いのでは…と感じたものでした。


ちなみに観光型車両による路線バスは、MAKIKYUが乗車したのは古参エアロバスだけだったものの、もう少し新しく、大都市圏の高速バスなどでも良く見かけるエアロバスが活躍する姿も目撃しています。

 
また大島バスでMAKIKYUが乗車した各車両は、最前部座席を荷物置きとしている事や、運賃表示器(3桁表示しか対応できず、この事も大島公園方面と波浮港方面を直通するバスも、一旦元町港で運行を分断して別運行扱いとしている要因かもしれません)下部に船舶の出帆港案内(伊豆大島を発着する東海汽船航路は、元町港か岡田港のどちらかを発着するのですが、風や波の状況次第で当日確定しますので、事前に乗船する船がどちらの港を発着するかは分かりません)を掲げているのも大きな特徴です。

大島バスに関しては、近日中にもう1記事追加したいと思います。

(お断り)伊豆大島をはじめとする伊豆七島は、各島共に「東京都」に属する事から、「首都圏」カテゴリーでの取り扱いとさせて頂きます。



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