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羽後交通・本荘営業所管内の路線車各種

2018-06-07 | バス[東北]

先月「MAKIKYUのページ」では、秋田県・由利本荘市を走る由利高原鉄道の新型気動車・YR-3000形に関して取り上げましたが、MAKIKYUが4月に同形に乗車して途中の前郷駅で下車した後は、由利高原鉄道と並行する区間も多い羽後交通の路線バス・本荘伏見線で本荘へ引き返したものでした。


羽後交通は鉄道並行路線が結構健闘していると感じ、本荘伏見線も乗車は3回目でしたが、普通運賃は並行する鉄道より少し高い程度に抑えられている路線が多く、本荘~前郷間も鉄道410/バス470(回数券利用で実質価格はもう少し割安)ですので、丁度良い時間に便があれば割合利用し易い状況と感じたものです。


羽後交通の一般路線は各路線共に地方路線バスでは一般的な運賃後払いの整理券方式を採用していますが、中扉を装備した車両でも前乗り前降り(中扉しめきり)、また整理券方式の路線バスでは標準装備とも言える運賃表示器を装備しておらず、運転席後側に紙製運賃表を掲出しているのも大きな特徴となっています。


車両面も新旧多彩、MAKIKYUが本荘伏見線に乗車した際は首都圏民営事業者から移籍したキュービック(写真の行先表示は乗車時と異なります)に当たったものでした。


また本荘では本荘駅前を経て終点・本荘営業所まで乗車したものでしたが、本荘営業所では許可を得て車庫内に停車している車両を撮影する事もできました。


秋田県内は県都・秋田市でも路線バスは中型車が主体となっていますが、本荘営業所内では大型車の姿も多く見受けられ、大都市圏の排ガス規制区域では姿を見る事が叶わない車両も多数活躍しています。


一時期中古車として地方各地に出回ったものの、近年では経年により第2の活躍舞台でも退役が進行している元都営バスの中扉4枚折戸車も複数台在籍。


ただ前乗り前降りの羽後交通では、迅速な乗降に威力を発揮する
4枚折戸は無用の長物化しており、少々勿体ないと感じる方もいると思います。


中扉引戸の大型車も在籍、こちらも大都市圏からの移籍車両で、営業所内で姿を見た大型路線車は専ら2段ステップの移籍車両という状況でした。

 
一方中型車に関しては大都市圏移籍車も存在しているものの、自社発注の低床ワンステップ車が主流となっています。

 
地方路線バスではよく見かけるマイクロなどの小サイズ車両も数台在籍、中にはワゴン車の姿もありましたが、比率としてはかなり低い状況でした。


また車庫内では高速とコミュニティバス用の車両も見る事ができ、こちらは大都市圏の排ガス規制区域でもよく見かける車種でした。


車両は新旧様々、メーカーも各メーカーの車両を万遍なく導入している様に見受けられ、所属台数の割に車両バラエティが豊富、趣味的に見てかなり面白い状況とも感じたものでした。