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近鉄の復刻塗装編成~現在3種が存在・先月乗車機会も…

2015-05-29 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]


「MAKIKYUのページ」では少し前に大阪・阿倍野にある「あべのハルカス」に関する記事を取り上げましたが、その際に掲載した「あべのべあ」のステッカー画像(写真は既公開記事で使用した画像の再掲です)を見て、異変に気付かれた方も居られたかもしれません。

というのも、近鉄電車の一般車両は「シリーズ21」と呼ばれる新型車などを除く標準軌各線や南大阪線系統で運行している車両は、基本的に赤みの強いマルーンと白色の2色塗装であるものの、写真は…という状況になっています。

この写真はあべのハルカスの展望施設見学後に、直下にある大阪阿部野橋駅で遭遇した車両に貼られていたステッカーを撮影したもので、該当車両は6020系という南大阪線系統で現存する一般車両の中では、最古参の部類に属する車両です。

その中でも4両編成の6051Fは、外見的には酷似しており、かつて活躍したラビットカーや新ラビットカーと呼ばれた車両が纏っていたオレンジ色に白帯の装いが再現されたリバイバル塗装車となっており、MAKIKYUは滅多に利用する機会がない大阪阿部野橋駅で、偶然この装いの車両に遭遇できたのは、またとない幸運と感じたものでした。

先月MAKIKYUが大阪阿部野橋駅を利用した際には、ここから南大阪線で橿原方面へ…と思っており、その際には急行の先発列車もあったのですが、次発の準急が橿原神宮前行準急でリバイバル塗装編成充当、時間的にも余裕がある状況でしたので、リバイバル塗装編成遭遇記念も兼ねて、終点の橿原神宮前までこの準急に乗車したものでした。


関西へは幾度も足を運んでいるMAKIKYUも、南大阪線への乗車機会は少なく指の数程度、始発駅の大阪阿部野橋から20km程度・所要時間30分程度でも4両編成しか停車できないホームの短い駅が多数存在し、山岳線と言った雰囲気が漂う光景や、橿原の文字を強調した「橿原神宮前」という行先表示などは新鮮に感じたものでした。


終点の橿原神宮前では大阪阿部野橋行準急として折り返すまでの停車時間も結構あり、両端の番線ではないホームの発着だった事もあって、ミニ撮影会状態が実現したのも嬉しい限りでした。


このリバイバル塗装編成は、装いだけでなくラビット(うさぎ)のロゴも再現されているのも特徴で、車端部の窓割が両端で一致しない事や、
転落防止幌の形状が独特である事なども、日頃近鉄電車を利用する機会が少ない人物が見れば、新鮮に映るかもしれません。


車内は典型的な通勤型仕様ながらも、蛍光灯グローブが装備されている点などは関西ならではの雰囲気、近年の更新工事で化粧板などは比較的綺麗な状態ですが、当初は非冷房車で登場して後に冷房改造された車両という事もあってか、天井の空調噴出口などを見ると、車両外観と共に、登場から40年以上が経過した年代物車両の雰囲気が漂っていると感じたものです。


MAKIKYUがこのリバイバル塗装編成に乗車した際には、車内には何故か西武鉄道が作成した秩父芝桜の車内広告も見受けられ、南大阪線でこの広告を出しても、効果は如何に…と感じたものでした。
(関東私鉄が関西私鉄の電車内に広告を出すのも、内容次第ではありえなくないと感じるのですが…)

また近鉄ではこの南大阪線を走るラビットカー塗装車以外にも、標準軌の奈良線系統と大阪線系統でも各1編成のリバイバル塗装編成が活躍しています。


こちらは夜間で余り綺麗な写真は撮影できなかったものの、大阪線系統で活躍する3扉車・5200系のリバイバル塗装編成も、鶴橋駅で列車待ちの際、反対側ホームに入線した姿を目撃する機会がありました。


この車両に遭遇できただけでも相当な幸運と感じたものでしたが、その後MAKIKYUが乗車した阪神直通列車には、奈良線系統で活躍するリバイバル塗装編成が出没、特に狙ったわけでもないのに2種のリバイバル塗装双方に遭遇するとは…と感じたものでした。

4月に関西へ足を運んだ際には、近鉄以外でも私鉄の特別塗装編成に遭遇する機会があり、こちらに関してもなるべく近日中に取り上げたいと思います。

ただ最近は取り上げたい事が多数あるものの、記事作成が追いつかないのが現状なのですが…