田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

ピアノの弾き語りで活躍する田中眞紀子のブログサイト。ホームページはブックマークから。

ブームかッ!

2006-11-13 11:24:29 | Weblog
なんだ夕べのニュースは?
メインのニュースが3つ続けて自殺自殺自殺。

あなた達の尊厳は重いよ。
でもその‘死に方’は軽すぎないか?
人間の体は生きる為に驚異的な働きをしてるんだよ。生命自体が奇跡だし、肉体そのものが神なんだ。

子供の自殺は多分連鎖反応だ。‘死’に夢を見たりする若者も、いつの時代も必ずいる。
でも。
この立て続けの校長の自殺ってなに?責任を取るつもりかもしれないが、そういう責任の逃れ方を子供に教える結果になるじゃないか。

代理母、倫理不正な臓器移植、捨て子BOX、自殺ブーム。
憲法改正、核武装。

でもね、意外にも古今東西、命は軽いものなのかもしれない。人間は戦争が大好きだもんね、昔から。
何度繰り返しても学習できないもんね。

私はね。生きるよ。

4人の坊主

2006-11-11 03:22:33 | Weblog
私は11時で帰って来たのに、この朝まで飲んでたような疲労感は、主に4人の坊主による爆笑疲れであるのだ。
今夜はアピアはハイロなので朝までやってるから、まだ坊主ども&金髪テケタは飲んで騒いでいるのだろう。
なんというオヤジどもだ… 世も末というものだ。

カワカミアラタと、対バンの‘南極老人’のギタリスト新月氏と、アラちゃんのマイミクさんのイガスケ氏、ともに40代前半、&30そこそこにもかかわらず40代の風格のあるレイク氏が4人で、頭のテカリ具合を競っていて、何とも異様な光景がアピア内で展開し続けているのだった。
揃いも揃って黒のTシャツ坊主なのだ。
お坊さんとは普通、有り難いものであると思われるが、少しも有り難くない感じのナマクラ系の人々であった。
特に40代はナマクラだ。レイクは心して、そうならないように気をつけるべし。

シェービングで剃らなければ光らないようだ。
髪が伸びるとニット帽がスルッと脱げて、それはよくない事なんだそうだ。
そしてやはり冬はとても寒いらしい。
南極老人のとても綺麗なボーカルの千尋さんは「知らないより知ってる方がいいんでしょう」と歌っていたが、別に知らなくてもいい事をたくさん知った。

アラちゃんのライブは楽しかった。でも打ち上げでアラちゃんのお客さん全員&マスターから「カツゼツが悪い」と叱られていた。
可哀相だが本当の事だ。
今日はアラちゃんの歌の詩をたくさん書いているななせさんが大阪から来ていて、作詞者にまで言われて立場無い状態だったが、本当の事なので仕方がないのだ。
頑張れアラちゃん!

着物の千尋さんは、沖縄民謡系で素敵。もっともっとイッちゃって欲しい。今日は着物でやりたいとの彼女の意向で新月さんも着物だったそうだが、いつも着物にしましょうよ。‘美女とナマクラ’でいきましょう!

佐野伸さんのボエトリー。
昨日ポエトリーの事を書いたばかりだけど、彼のはメロディのないフォークって感じだから、音楽として受け入れられるので、しっくりくる。

今日はハイロがあるから、アラちゃんのアンコール出来なかったのが残念だ。でもライブの後の打ち上げで、楽屋から降りて来て隣に座ったら、既に酒臭く、やっぱりナマクラなのだった。


11月8日 独唱パンク

2006-11-10 02:01:16 | Weblog
ニューヨーク

初出演おめでとう!
妙にくっきりはっきりした「サンキュー」が楽しい彼。ライブ後にお話ししたが、あのピアノも練習しているんだとか。やりようによって出来ると思うので、立ってやったらどうかと進言しておいた。
背も高いしその方が映えるよ、きっと。
困ったような顔をしていたが、私が立ってやってると言ったら「へぇ」って感じだったので、よかったら参考に見にきてよ。年越しライブでやるからさ!


夜士郎

3年ほど前の年末、荻窪ボクシング・リーで高橋よしあき君の企画で一緒に出て以来、久しぶりに聴いた。
見かけは当時と同じだが、何か随分変わっていた。
タイトで歌が真っ直ぐ入ってきて凄く良い。さほど大きく声を出していないのに、ギターとのバランスが良く言葉がクリアに聞こえる。こんなに良いとは前は思わなかったぞ。後半2曲、「ピキピキロック」とか「命」とかはやんちゃで、あぁこいつだぁ!って思い出す感じだった。
この期間で人生いろいろがあったらしく、大人になったのらしい。
こういう`大人になり方’はいいね。


恋川春町

気になる詩の朗読イベント`溶鉱炉’の主催者。以前高円寺ペンギンハウスで一度見ている。その時よりいい感じではあった。
でもね、なんか中途半端なんだ。
ポエトリー・リーディングがこういうものだと言われてしまえば、あぁそうなんだぁって思うしかないんだけど。
ステージ上で`素’の状態のパーセンテージが多すぎる。
こういうもの?
私の知ってる限りのポエトリーやってる人は青木研治やKICCAやあやはことりだけど、もう少し立ち回りに緊張感、或いは`作り’があるんだよね。アオケンのMCも決して`素’ではない。ニューヨークもポエトリーの部分をもってるけど、もっと`作り’がある。
それはつまり、私の好みなのかもしれない。どちらかというと演劇的なステージが私は好きだから、作りのある方が惹かれるのかも。
恋川嬢に関しては、例えば衣装やメイク。パンクチックな、ボンテージっぽい衣装とか派手なメイクとかでやってくれれば、全く同じ事をしてももっと面白いと思うし、後は視線とかが、雑な言い方すると`素人っぽい’のかな。
言葉の洪水で音楽的なダイナミクスを作り出しているのは、なかなかなものだ。
`素’の状態から、言葉に伴って`入って’いって、また`素’に戻るっていうのが彼女のスタイルかな。またはポエトリーってそういうものか。
しかし、私の本音を言うと、何を聴いて欲しいの?って疑問があるんだ。あるいは何を伝えたいのか。言葉の洪水からキャッチできない。何か、確かなものをキャッチできずとも、そのダイナミクスに感覚をゆだねればいいのか?でも言葉という枠があるので、想像力も働かない。
もしかしたらポエトーリー・リーディングというジャンルが、そんなに私の`範疇’ではないのかもしれない可能性はある。
でも、アオケンはね、伝わるの、そういうのが。彼は上手いよ。
KICCAちゃんはね、その、どっかいっちゃったっぽいパフォーマンスが好き。
ことりちゃんは、空気感が好き。
恋川嬢はまだ若い人だと思うので、当然発展途上であろうから、今度見る時にはまた違う印象を与えてくれるかもしれない。また、私ももう少しポエトリーに対する見聞を深めてから結論を出そう。
が、しかし…


SESO

が、しかし、このコントラストはシビアだったな。
SESOは格が違った。SESOを聴きながら、改めて恋川嬢の言葉の軽さを残念ながら感じてしまったよ。出演者はみんな頑張っていたけど、もうSESOは空気が違う。空気が重くて濃厚で重心が低い。
伝えたい事が明快で、その魅惑のメロディと幼さとぶっとさが共存する声とに酔いしれてしまう。ほとんど動きがないのにサウンドはハードでタイトでリズムがキレていて心地良い。
ライブ短いよっ!
あと5曲くらい歌って!!!


チバ大三

で、この後でどうくるかチバ君!と思ったが…
どーしたのよどーしたのよ、そのギター、物凄い音痴!
ギターのトラブルか、音作りに何かこだわって変てこになっちゃったのか。
とにかくコード(和音)になってない。申し訳ないが田中眞紀子には大変気持ち悪い状態なのであった。
多分本人もそうだったのだと思うんだが。それをカバーしたいという焦りの気持ちからか、ガナリ癖の悪いのが出ていたような。やりすぎ感が強かった。
「王様とこじき」だっけ?新曲。もっときっと良い曲だ。(笑)
ライブだからいろんな事がある。何が起こるか予測できないが、起こった事に対し冷静に対処する術も必要なんだと思う。もちろん自分の事も含めて言っています。
例えば今回のチバ君の場合なら、自分が予定していた曲を全部やる事より、最後の「ときめきに死す」はカットして、少し時間をかけてもしっかりチューニングを直して「ぽんぽん」と「ドラゴンへの道」を丁寧にやるっていうのがベターであったのでは?と終わってみて思うのだ。大人の対応っていうのかな。(笑)
確かに自分の世界を曲の組み合わせで構築しよう、表現しようと用意するのは当然あるけれど、あのギターの音で既に作ろうとした世界が想定外になっているなら、ライブ途中で方向転換するのもまたライブなのではと思った。むしろ私には勉強になった。
先日の私のアピアライブの時よしあき君に言われた事、「過ぎたるはおよばざるがごとし」。
私もまた自分を100メートルくらい棚上げして、この言葉を贈りましょう。(笑)
但し、私、ギターに関しては門外漢なので、「いや、ギターはあの音でいいんだ」という事であれば、私の感想は完全に的はずれです。お許しを。


太陽にほえろ!

2006-11-09 00:01:13 | Weblog
我社の7階の窓から見える夕日のことさ!
真っ赤に燃える大きな太陽がビルの谷間に沈んでいく様は、懐かしや井上バンドのフレーズを呼び覚ます。ちょっと前に友人のブログであの曲を聞いてしまったので、余計鮮明なのだ。
日の暮れが早くなったからね、天気がいいと度々「太陽にほえろ!」が見れます。
同僚が言うには、
「うちの田舎は山が高いから、3時過ぎ位で真っ暗になっちゃうんだぁ。」
日が沈む位置が高いからだそうだ。
なるほど。

独パン、今夜も濃厚であった。
感想は後日。
チバ君は‘ぺ’は歌ってくれなかった。きっとクレアの広告見てないんだ。見たらきっと歌いたくなるもん、絶対!
私は眼鏡を外せと言いたい。眼鏡がないと‘ぺ’だと気付かれ難いのは理解するが、センス無さ過ぎ。キモいが過ぎるぞ!
誰か同意して~!
反論は拒否。

青い!

2006-11-08 11:08:04 | Weblog
先週末から体調不良であったのだが、今日久々の出勤。
見上げた空が絵の具を塗ったように青い。
こんな美しい空は元気をくれるね。

仕事はタルいけど、今日は待ちに待った独パン。いや、這ってでも観に行くつもりでしたよ~!
なんたって今、どこへ行ったってSESOとチバ大三のピン対決なんか観れないし、その上ニューヨークが出る。ご祝儀がわりに、君の名前で入ってあげよう。
出勤の車中、見上げればチバ君が大嫌いな‘ぺ’の、驚くほどキモい写真が広告に…
今日は期待以上の予感。‘ぺ’歌ってくんないかな~♪

おっ!?

2006-11-04 18:00:27 | Weblog
面白いかも…

かも、は失礼か!(笑)
高橋よしあき君のピアノ、どうなることかと不安いっぱいだったんですが、ちょいと合わせてみたところ、面白い感じでできそうで、少なくとも私はホッとしています。御当人はどうかしらん?(笑)
私としては、よしあき君&ダンサー・サイトウカオリとのコラボレーションの次なるステップ及び、12月にひかえたツアーでのピアノ弾きまくりに備えて良い修業ととらえ、気合い入ってきています。

という訳で、

11月14日(火) 渋谷アピア
 高橋よしあきwith田中眞紀子
   開演PM18:50 前売¥1,300+ドリンク代

滅多に見れるもんじゃありませんので、是非お見逃しなく!
あやはことりちゃんも競演よ。アタシゃ出番前だけど見るよぉ。前回トイレットペーパー撒き散らしっていうの見損ねたし…

訂正

2006-11-02 02:03:01 | Weblog
10月30日のライブ、組曲「未明」の中で、間違った事を言った。
米兵の`6000の棺桶’に対する戦死者の割合は「ただ今48%」です。
久しく確認していなかったら、数日前100人の戦死者が出る事態があり、イラク戦争の米兵総戦死者は2800人を越えたそうだ。
今はほとんどTVにそのニュースが出ることはない。
でも、全く`終わって’いない。
今度の総理大臣は、憲法9条の改正の意向を明言した。

どうする?我々日本国民よ。
こればかりは`素通り’しちゃいけないよ、`私’さんよ。

2006-11-01 20:52:33 | Weblog
元気も機嫌も悪くって気分は真っ黒!
だから衣装も真っ黒。

前日は、その前の夜中にせっかく打った‘あたふた’の原稿を半分フイにしたので、超やる気なく…
今のこの元気ない状態でこの失態は痛かったね。超やる気なくて、どーしてもどーしとも練習したくなくて、アピアデビュー以来この丸々13年間、一度もそんな事したことない、‘前日に練習しない’という暴挙にでたのであった。

朝、昨日の分のつもりで一回家で練習。
それとスタジオ練習の二回しで、なんとかライブ前状態に持っていった。
しかし、朝からお腹がピーピー、具合まで悪い。最低最悪だが… リハも本番前もふて腐れ状態ってのは、終わってみると逆の意味で‘あー失敗した!’だったのだ。

思い切ってふて腐れてみればよかったのだー。もっと力が抜けたはずなんだよなー。今日はそういう事ができるチャンスだったのだなぁ。あがってもいなかったし、適度に腹が座っていたのになー。
うーーん、残念だー。
頑張っちゃって、めり張り無しでした。
最後の最後に口が回らなくなってトチったのが悔しくない位、‘頑張っちゃった’のが悔しかった。頑張っちゃったご褒美にアンコール頂いた感じだけど、悲しいかな‘めり張り’はアンコールでついたというオチがついた。

高橋よしあき君にもレイク氏にも、同様のご指摘頂きました。次の機会に是非‘頑張らない’をテーマに組曲「未明」をやりたいものが、次の機会は年末年越しライブなんだな。頑張らないなんて事が最もやりにくい機会だよなー。
あー、失敗したぜっ!!

つまりだね、この30分ぶっ通しが‘できるかどうか’の位置に、まだ居ようとするんだね、私の中の‘私’がね。その方が楽だからね。よしあき君が指摘してくれた通り‘不安’なんだが、不安がってる方が自分に言い訳がついて安心だったりするんだね。
もう‘できる’んだよ。何回やってんだよ!いくらなんでも5回もやったら、できるようになるよ、ねぇ‘私’さんよ!その成長のなさに腹が立つんだよ。
もういいかげん、次に行こうよ次に!!
本当に‘不安’な場所によっ!そんなパフォーマンスが受け入れられるのかとかさ、そういうところにさ!

でも、おかげでやる気も元気も出た。物凄く出た。復活した!
落っこちた精神状態を立て直すには、ライブで失敗するのが一番!

<競演者の皆様>




本名は田中さんだそうです。
カルちゃんに言われて思い出した。前によしあき君と競演して、ガットギターの弦が切れて張り直せないからと、アピアのギター借りてその後1曲だけやった人。今日はその技量を堪能したが…
な~んと客席最前列からむっくり人が立ち上がって、踊り出しちゃったんだな。曲は民族調だしダンスは前衛的で、そのコラボレーションは面白かったとは思う。
ダンサーは客席にいたので、踊りが照明から外れてシルエットに見え、いい感じだったとは思う。
壷くんもダンサーありきの演奏だったんだろうと思う。
ただ、いきなりの‘それ’は、ライブハウスに対するマナーとしては、ちょっと疑問。
壷くんも、ダンサー無しならどんなステージなの?それが聴きたい気もするよ。
今度やるなら、事前に申請してやってみたらと思う。
確かに‘音楽に触発されて、お客が自然に踊り出してしまった’の図はありだし、そのゲリラ的なコラボもある意味面白かったけどね。
ステージそのものはいいものだったから、次は是非正攻法でと、根がクソ真面目なまきこさんは思ったのでした。

ところで。
一番最初の出演者にゲリラダンサーが出現した事で、後続の出演者は‘自分の時に踊られやしないか’との不安がよぎったはずだ。決して私だけではないはずだ!


カルカン・エコー

その不安はある意味的中していて、カルちゃんを聴くゲリラダンサーの頭は、踊り出さんばかりにブンブン乗りまくっていた。
打ち上げでゲリラくんと話をしたら、なかなかいい奴だったが、「心は体以上に、もっと踊ってます」と、なかなかイカした事を言っていた。
おぉ、君はとってもいい奴だ。
だから正攻法で…
で、カルちゃんは、自分の音楽に想定外に乗られて動揺したのか、声の当たりどころが不安定であった。
まぁ私としては、カルちゃんの‘おもしろリハーサル’が見れて満足してるが。
打ち上げでもっとお話ししたかったわ、カルちゃん。14日のよしあき&まきこに大竹正典君と一緒に来れない?お客様として充分おもてなしするわ!
「恥かきばかり、いやな子ね」
この痛みを、あれだけ美しいメロディに乗せ、あの美しい声でしかもさらりと歌う。
それだけで私はこの子を丸ごと信用する。


キタザワボーイ・ハナヲ

彼を今まで2回観たが、2回ともパーカッションの人が一緒で、しかも最前列に何人か座るお客さんが鳴り物で参加するという感じだったのだ。客席参加型対決かと思いきや、びっくり一人でとつとつと演歌を歌っていた。
まるで別人!
でも、いつもがこうなんだそうだ。
今日は私以外全員ガットギターでしたね。
ハナヲさんの時のゲリラくんが見たかった気がする。(笑)


そして私。
そりゃーヒヤヒヤしましたね。お願いだから動揺するから踊らないでぇ!という‘不安’もあったりして。(笑)
おかげさまで、大人しく、そして真剣に聴いてくれた。
感謝!

それから4日連続ライブ観戦になったのに‘頑張って’来てくれたタケちゃん、久々に顔出してくれた宮良ちゃん、終わったらすぐ帰ってしまって挨拶もできなかった‘お茶の水’のゼンちゃん、&よしあき君、ありがとー!
頑張っちゃった私に、最後まで真剣に付き合って下さった、御来場のすべての皆様に、心から感謝します。