爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺が、見たり聞いたりその日の出来事をつぶやいています。

福島原発

2011-04-27 18:28:00 | あれこれ
3・11の大震災の福島第一原発事故から1ヵ月半、日毎に増加している放射線の拡散で次々と避難させられている。
菅首相は「決して初動対応は間違っていなかった」と言い張っているが、予算、決算各委員会では批判や追及が厳しかった。


放射線量分布マップでは半径30キロ圏外でも通常の100数倍の高線量の地域があることが分った。
1ヵ月半も立っての公表ではことごとく対応が遅い。



終息はいつになるのか、避難がいつまで続くのか・・・?。
全く先が見えてこない。
東日本大震災まで、原発は安心、安全だと国民を騙してきた、政府や東電、原子力安全委員会、保安院さらに大新聞の情報は信用出来ない。
連日のテレビで原発政策の片棒を担いできた御用学者がコメントしているが、腹が立つだけである。

今朝もテレビで飯館村の黒毛和牛が飼主とエサを求めて駆け回っているのを見た。
農水省も、県も、市町村にも畜産担当者がいるのに「なぜ早期に移動させることが出来なかったのか・・・?」。
地域ブランド確立には20年、30年もかかる。
努力してきた生産者の悔しさは計り知れない。
中越地震の山古志村ではヘリコブターで1500頭も移動させたと記憶している。

すべては菅内閣の「対応のまずさ」「情報隠し」が起因して農民や漁民、市場関係者等に不安を増大させ「風評被害」まで拡大させてしまった。
明日の生活にも事欠くというのに補償も進まない。


予算、決算委員会をテレビで見ていて、これまで東電から政治献金を受けて原発を進めてきた自民党、議員たちはその責任をどう感じ、どうその責任を取ろうとしているのか・・・?。


とにかく、過酷な現場で作業に当たっている人達の安全を確保しながら一日も早い原発の終束を願っている。

コメント
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