みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

ノーベル賞 医学生理学 米3教授 細胞内の物質輸送解明

2013-10-08 22:49:50 | インポート
■ウェーデンのカロリンスカ研究所は2013年10月7日、2013年のノーベル医学生理学賞を、ジェームズ・ロスマン米エール大教授(62)ら三人に授与すると発表した。
 
■授賞理由は、細胞の内部で小器官の「小胞」が、物質を運ぶ仕組みの解明。
この仕組みが働かないと糖尿病や免疫疾患などの病気につながる。
生存に重要な役割を果たすメカニズムの解明が高く評価された。
他の二人はランディ・シェクマン米カリフォルニア大バークリー校教授(64)と、ドイツ生まれのトーマス・スードフ米スタンフォード大教授(57)。
 
■小胞による輸送は、人間を含む多くの生物が持つ細胞内輸送の主要な仕組み。
膜に包まれた泡状の小胞で、インスリンなどのホルモンやタンパク質を包み込み、適切な場所へと運ぶ。
細胞の外から物質を取り込んだり、外へ放出したりする際にも利用される。
 
■シェクマン教授は、1970年代に酵母で輸送に関わる遺伝子を特定。
ロスマン教授は80~90年代、小胞が目的とする場所と融合する際に働くタンパク質を発見した。
スードフ教授は90年代に脳の神経細胞で、小胞が正しいタイミングで近くの細胞に向け神経伝達物質を放出する仕組みを明らかにした。
 
基礎研究分野に光 大隅良典・東京工業大特任教授の話 
受賞すべき三人であり、久しぶりにベーシックな研究分野が認められたことはうれしい。
体内で物質を運ぶ仕組みは大事な機能で、うまく働かないといろんな病気に関係することが分かってきている。
生命現象として物はしかるべきところに運ばれ、そこでしか機能しない。
物がどうやって運ばれ機能する場所を見つけるのかは生物学の大問題だった。
今回の基礎研究はそこに道を開いた大きな一歩だ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013100802000117.html
東京新聞・朝刊 2013.10.8






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日本酒条例

2013-10-04 12:39:29 | インポート
さぁ乾杯「日本酒条例」 京都市が先駆け、各地に続々
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308260320.html

■日本酒での乾杯をすすめる条例の施行が相次いでいる。今年1月の京都市を皮切りに、成立させた自治体は9市町と佐賀県。

■日本酒で乾杯しなかったからといって罰則があるわけではない。

■日本酒乾杯条例を制定した自治体
 京都市     
 佐賀県鹿島市  
 兵庫県加東市   
 京都府与謝野町 
 福島県南会津町 
 兵庫県三木市  
 石川県白山市 
 佐賀県     
 広島県東広島市  
 兵庫県西宮市


<参考>
http://ja.wikipedia.org/wiki/条例


<私的コメント>
条例だが罰則はない。
一体何なんだ。
半分冗談のつもりだろうが「条例」で遊んでないか。
店の人に「条例で決まってるもんで」と言われてしぶしぶ日本酒で乾杯。
正直に言うと私は日本酒が好きです。
しかし、へそ曲がりの性分として外では意地でも日本酒は飲まない、と誓いました。

バイきんぐの小峠くん風に言えば
「なんて国だ!」ということになります。
TVで、なぎら健壱が「酒ぐらいは自由に飲ませてもらいます」と言っていた。
まさしくその通りです。

日本の将来は暗い。
というか、もうすでに暗い。

なぎら健壱の名言。
『酒は飲んだら死ぬ。飲まなくても死ぬ』










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小泉氏の「原発ゼロ」論・「天声人語」2013.10.3

2013-10-03 21:26:03 | その他
小泉氏の「原発ゼロ」論

一線を退いても、有名政治家の発言はなにかと思惑がらみで受け取られがちだ。
首相経験者ともなれば、いろいろ詮索(せんさく)されるのは仕方がない。
しかし、今回はまず、その中身にきちんと耳を傾けてみたい
▼小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」発言である。
1日の名古屋での講演でも訴えた。
将来のゼロはいいが今はだめだという議論に対し、「早く方針を出した方が企業も国民もゼロに向かって
準備もできる、努力もできる、研究もできる」と
▼首相時代はきれいで安いエネルギーだと信じていたが、東日本大震災で疑問を抱いたという。
確かに直後の11年5月には、原発の安全性を信じたのは「過ち」だったと語っている。
確信を深めたのは、この8月のフィンランド視察だったようだ
▼「オンカロ」という施設を見た。原発ゴミの高レベル放射性廃棄物を地下に埋めて最終処分する場だ。
「トイレなきマンション」にトイレができるか、世界初の試みである。
しかし、ここに埋めても放射能がほぼ消えるまで10万年かかる
▼施設がそれだけの長期間もつのか。そもそも数万年後に人類はどうなっているのか。
今と同じ言葉や文字を使っている保証はなにもない。
彼らに危険物だということをどう伝えるのか。
ほとんどSFの世界の話である。
小泉氏は考え込んだだろう
▼講演では経済界の原発推進論に反論した。
「ゼロは無責任というが、処分場のあてもないのに進める方がよほど無責任だ」。
筋が通っている。正気に返るべきなのだ。

出典 朝日新聞・朝刊 2013.10.3
版権 朝日新聞社


<私的コメント>
こういった全うなことを言うと政治の世界では「変わり者」と言われる。
郵政民営化が正しかったかどうかは分からないが,ワンフレーズの言葉は相変わらず説得力がある。
(「脱原発」)ではなく「原発ゼロ」という強力なキャッチフレーズによる一点突破手技は、共感を
呼ぶのではないだろうか。




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人物・本多正

2013-10-03 00:12:02 | インポート
本多正信
http://ja.wikipedia.org/wiki/本多正信

謀略の天才、本多正信 諸国放浪で身につけた分析力
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130524/dms1305240710013-n1.htm

本多氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/本多氏

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柔軟剤の香りで体調不良

2013-10-01 21:24:42 | その他
香りが強いほど体調不良の原因とみられる化学物質も増える。
柔軟剤の香りで本人のみならず他人に危害う加えるというお話です。


柔軟剤の香りで体調不良 12年度相談、2倍の41件  国民生活センター調べ
■「柔軟剤の香りで体調が悪くなった」と訴える相談が2012年度に前年度の2倍に増え、13年度も前年同期を上回っていることが2013年9月19日、国民生活センターの調べで分かった。

■関西地方の30代男性は柔軟剤を使った洗濯物を室内で干したら、せきが止まらなくなったという。
「隣の洗濯物の臭いで頭痛や吐き気がする」などの訴えもあった。

■同センターは柔軟剤を使った洗濯物を室内で干し、空気中の有機化合物の量を測定。強い香りの柔軟剤を使った場合、微香のものに比べて4~7倍多かった。

出典 日経新聞 Web刊 2013.9.19
版権 日経新聞社
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