みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

「読み書き障害」

2013-09-19 23:57:28 | 神経内科
「読み書き障害」脳の2カ所異常 国立精神・神経センター

国立精神・神経医療研究センターの稲垣真澄部長らは、知能は正常でも読み書きがうまくできない子供の「発達性読み書き障害」では、脳の2カ所で異常が起きていることを突き止めた。

■発達性読み書き障害は「ディスレクシア」とも呼ばれ、知能や記憶は正常だが文字の読み書きなどに支障が出る。
この障害を持つ人は国内に100万~200万人いると推定されている。

■障害児では運動調節や認知、学習といった機能を担う「大脳基底核」など脳の2つの領域で活動異常があることが分かった。

出典 日経新聞・夕刊 2013.9.19
版権 日経新聞社


<私的コメント>
健常な大人と子供、臨床診断が確定している発達性読み書き障害の子供の計59人に、音の読み方に関する課題を与え、その際の脳活動を、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)を使って詳しく調べた研究。
村上春樹氏の小説「1Q84」の中にも「ディスレクシア」の人物が描かれている。


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