まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都:智積院「名勝庭園」

2008年03月06日 | 京都市東山区

P1080411先日(29日)、第42回非公開文化財特別公開中の智積院(ちしゃくいん)へ出かけました。特別公開中の宸殿と、国宝壁画、書院の様子は前のブログにてどうぞ。

先に紹介した書院から、庭園をゆっくり見ることができます。

利休好みの庭と伝えられ、中国の蘆山を形どって造られています。池にかかる石橋から奥は、智積院の前身の祥雲禅寺(秀吉の愛児鶴松の菩提寺)のものです。桃山時代の庭の特色である自然石のみを用い、庭の外にある大木を借景とし、深山の中にあるような奥行きのある庭(写真左下)です。派手好きだった秀吉の好みなのか、植え込みが「バチ」の形になっています。(写真右下)

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また石橋の手前が江戸時代のもので(写真左下)、蘆山から滝が流れ池となっています。この池は長江に見立てられ、中国の長江と同じようにわざと粘土質の泥を入れて濁らしてあります。また、蘆山を見上げるように羅漢さんが立っておられます。(写真左下)

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植え込みにはたくさんの種類の植物が使われていますが、特に5月下旬から6月下旬にかけてのサツキの頃が華やかだそうです。

智積院 http://www.chisan.or.jp/sohonzan/index.html


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