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☆木魂を彫る 砂澤ビッキ展

2017-06-14 | ♥アート

 

神奈川県立近代美術館葉山で開催中の砂澤ビッキ展に行ってきた

会期は4月8日~6月18日まで

 

一色海岸と三ヶ岡山に面した明るく開放的なエントランスホールへ進むと

2対のこけしが出迎えてくれます

 

イサム ノグチ作 (こけし)

 

 

昨日、梅雨らしい大雨が降り、今日は爽やかな気持ちの良い晴天でした

 

 

館内撮影はココまで、、、

作品を掲載することは出来ないですが砂澤ビッキ展クリックすると少し作品がみれます

 

 

 下記記事は産経ニュースより転載

北海道の大自然と向き合い、木々と対話しながら彫刻を制作した砂澤ビッキ。

戦後日本の彫刻界に確固たる地位を築いた彫刻家の展覧会「木魂(こだま)を彫る」が神奈川県立近代美術館葉山で開かれている。

北海道以外の公立美術館での個展は初となる。

彼の木彫はいたって素朴。着色されているわけでも、ピカピカに削っているわけでもない。

手の込んだ細工はなく、とらえた形のエッセンスだけを抽出した形態といえるだろう。

高さ2メートルほどの「神の舌」は、シンプルなフォルムの木彫。正面から見るとどっしりとした姿だが、横に回るとシャープに反っている。

不必要な部分をざっくりとそぎ落とした造形の圧倒的な迫力。気高く、見る者を吸い寄せる。しかも祈りたくなるような神聖さを秘めている。

木が生きている証しを示すように、彫刻のところどころには大きなヒビ。人の手に負えない大きな自然の力に委ねられているようだ。

「木魂を彫る」という展覧会タイトルが示唆するように、自然と交感し木の魂を彫りだしているかのように思えてくる。

ビッキはアイヌを両親に北海道旭川市で生まれた。幼年期に民族の伝統的な木彫の技術を身につけたという。

20歳を過ぎてから阿寒湖畔の母親が営む土産物店で働き、時折上京。神奈川県・鎌倉の文化人サークルに出入りし、東京の美術の公募展に出品して創作活動を開始。

30代半ばに札幌に転居し、工芸的な小さな作品を数多く手がけた。

作風が大きく転換したのは昭和53年、北海道北部の音威子府(おといねっぷ)村に転居してからだった。

脂が乗り始めた40代後半、廃校となった小学校をアトリエとして使い、雄大な自然と対峙(たいじ)しながら大作に打ち込んだ。

「神の舌」や、トーテムポールをイメージさせる高さ3メートルほどの「TOH」など存在感のある作品は、都会から離れた自然の中から誕生した。

 

アカデミックな美術教育を受けていない彼の彫刻は、自由でオリジナリティーにあふれる。

頭部には皮をはいだツルツルのヤナギの木を寄せ集め、身体はマネキンを使用した奇妙な「樹頭を持つ女」、

深夜の空想から生まれた「午前三時の玩具」シリーズ、仮面を思わせる土俗的な造形の木面シリーズなど、遊び心やユーモアのセンスが光る。

 

死後、評価はますます高まっている。

「ヨコハマトリエンナーレ2011」では「神の舌」など5点が出品され、平成23年には北海道立旭川美術館で回顧展が開かれ、改めて注目を集めた。

ビッキの彫刻は多様で簡潔に語ることはできないが、「大胆かつ繊細というのがふさわしい」と神奈川県立近代美術館の橋秀文企画課長は説明する。

 海をのぞむ展示室にゆったりと設置された「風に聴く」は、そんな印象を与える作品だ。

太い丸太はバッサリと切断され、床に横たわり豪胆だ。丸太の上や周囲には人物らしき4体の彫刻が寄り添う。

その表面はノミでリズミカルに削られ、触覚的で柔和な表情を浮かべる。柔と剛が融合して静かにたたずむ

。窓の外では海が波打ち、松が風に揺れる。風景を取り込み、自然と対話しているように見えてくる。(渋沢和彦)

 

コレクション展 躍動する個性ー大正の新しさ

大正時代の美術は明治時代からの流れを受け継ぎながら、さらに自由な表現を求めて若者たちが革新的な芸術を花開かせました。

1912年、岸田劉生、萬鉄五郎らがフュウザン会を起こし、

1914年、二科会が創設され、若くして夭折した画家関根正二や村山槐多らが活躍。

1926年、佐伯祐三らが独立美術協会前身の協会を結成します。

コレクション展では輝かしい時代の熱き鼓動が感じ取られ、私は学生時代に学んだ懐かしい思いに耽った。

 

鹿子木孟郎、満谷国四郎、有島生馬、小出楢重、梅原龍三郎、萬 鉄五郎、岸田劉生、中川一政、椿貞雄、宮田重雄、村山槐多

恩地孝四郎、関根正二、和達知男、村山知義、藤田嗣治、横山潤之助、小山敬三、佐伯祐三、国吉康夫、清水登之、児島善三郎

青山義雄、幸徳幸衛、石垣栄太郎、広幡憲、麻生三郎、ジョニーフリードランデル、香月泰男、横尾龍彦、木下晋、谷川晃一

宮迫千鶴、谷保玲奈、岡田露愁、柄澤齊、入江比呂、長谷川路可

 

 

 

ゆっくり観賞して、散策コースを歩いてみました

 

 

葉山ではこのような注意書きをよく見ます(*´▽`*)

頭上に「ヒュールルン」と鳴き声が聞こえ、トンビが飛んでいます・・・

 

緩い階段を下りると一色海岸

 

 

 

 

 

浜に面した花たち

 

ハマ ヒルガオ ヒルガオ科

 

 スイカズラ スイカズラ科

 

 

遊歩道を振り返って

 

 

 

モニュメントが各所に設置

 

 

 

 ムラサキカタバミ カタバミ科(南アメリカ原産)

 

ドクダミ ドクダミ科

 

 

遊歩道を歩いて裏側の広場に出ました

 

 

飲料水、噴水の皿に彫塑がビックリ!

 

 

 

一周して駐車場に戻って来ました

 

 

 

今日の砂澤ビッキ展は閉展間際でしたが間に合って良かった

そして海辺に面した素敵な美術館で久し振りにゆっくりと観賞でき

明後日から出かける旅に向けて、招待されたことが、なんだかとても幸せな気持ちになりました

 

次は森戸神社にお参りして、、、(つづく)

 

 

 

 


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