mairiの旅行記

欧州旅行記、フィギュアスケート観戦記、オーケストラ&バレエ鑑賞記など

パレルモ・マッシモ劇場『トスカ』(6/22)~鑑賞メモ

2017年06月25日 | 舞台鑑賞日記
ゲオルギューを一度聴いてみたくて、珍しくオペラ鑑賞。

主要キャスト:
フローリア・トスカ … アンジェラ・ゲオルギュー
マリオ・カヴァラドッシ … マルチェッロ・ジョルダーニ
スカルピア男爵 … セバスティアン・カターナ
チェーザレ・アンジェロッティ … エマヌエーレ・コルダロ
堂守 … パオロ・オレッキア
スポレッタ … ジョルジョ・トゥルッコ
シャッローネ … イタロ・プロフェリシェ
看守 … コジモ・ディアノ

指揮 … ジャンルカ・マルティネンギ
演奏 … パレルモ・マッシモ劇場管弦楽団


トスカ役のゲオルギューは迫力があってドラマティック。さすがはまり役だけあります。強い強いトスカですが、スカルピアを刺殺した後に、呆然として信仰を思い出す場面が泣けました。(ところで、1幕の嫉妬女のくだりって物語上いるんでしょうか???)1・2幕の赤いドレス衣装も、3幕の青いマント衣装も華やかで良く似合っていました。

対するカヴァラドッシ役のジョルダーニは、上手いのですが優しげで、ちょっとゲオルギューのトスカに迫力負けしていた気も:P

スカルピアのカターナはめちゃくちゃイヤな男ですね(笑)1幕では控えめかな?と思ったのですが、2幕の盛り上げ方と迫力は素晴らしかったです。やっぱり悪役って大事ですねえ。

舞台装置はどの幕もしっかり作ってあって見栄えも良かったです。(大がかりな為か、場面転換の時にものすごい音がしていましたが;)
特に1幕の教会の場面は荘厳で素敵でした。合唱も聴き応えがありました。
オーケストラはクライマックスの盛り上げ方が素晴らしかったです。カーテンコールでもずっとピットに残っていて、歌手をリスペクトしているんだなあと思いました。(それともそれがイタリア標準なのかな?)
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ボリショイバレエ『白鳥の湖』(6/8ソワレ)~鑑賞メモ

2017年06月18日 | 舞台鑑賞日記
前回来日でザハロワの白鳥は観たので、今回はジゼルを観たいと思ってチケットを買っていたのですが、あいにく用事が入ってしまい…(T_T)泣く泣くジゼルチケットは手放して、白鳥の追加販売を購入。でも、さすがのザハロワ姫×さすがの名作×さすがのボリショイで、大満足の舞台でした♪

キャスト:
オデット/オディール … スヴェトラーナ・ザハーロワ
ジークフリート王子 … デニス・ロヂキン
悪魔ロットバルト … ミハイル・クリュチコフ
王妃(王子の母) … ヴェラ・ボリセンコワ
王子の家庭教師 … アレクセイ・ロパレーヴィチ
道化 … アレクサンドル・スモリャニノフ
王子の友人たち … アナスタシア・デニソワ、アナ・トゥラザシヴィリ

儀典長 … アレクサンドル・ファジェーチェフ
花嫁候補たち
ハンガリー … ネッリ・コバヒーゼ
ロシア … ヴィクトリア・ヤクシェワ
スペイン … エルヴィナ・イブライモワ
ナポリ … クセーニア・ジガンシナ
ポーランド … ヤニーナ・パリエンコ
3羽の白鳥 … オルガ・マルチェンコワ、マルファ・フョードロワ、アリョーナ・コワリョーワ
4羽の白鳥 … ダリーヤ・ロフツォーワ、オルガ・カリーニナ、マルガリータ・シュライネル、ダリーヤ・ボチコーワ
ワルツ … エルヴィナ・イブライモワ、ネッリ・コバヒーゼ、ヴィクトリア・ヤクシェワ、クセーニア・ジガンシナ、ウラディスラフ・コズロフ、ドミトリー・エフレーモフ、イワン・アレクセーエフ、ダヴィッド・モッタ・ソアレス

指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団


ザハロワは、ちょっと心配になるほど細かったこともあり、オデットの登場場面では、省エネモードなのかな?とも感じたのですが、オディールのパドドゥは、テクニックも華やかさも最強!あれでは王子が落ちない訳がない、と言う位、圧倒的なオディールでした。
そして、終幕のオデットの哀しみの表現を観て、登場場面で抑え気味だった理由が分かった気がしました。悲劇の予感があったからこそ、王子に身体も心も預けきれなかったんでしょうね。要所要所のポーズが完璧に美しくて、溜息ものでした。

ロヂキンの王子は、前回よりも輪郭がくっきりとしていて、抑制の効いたザハロワのオデットとしっかり噛み合っていました。出会いの場面の嬉しそうな様子が可愛い(笑)ジャンプがとてもふんわりしてキレイなのですが、たまにちょっと着地をごまかす点が気になるかな。
ザハロワとのバランスも良くなっていて、ちゃんと愛し合っている2人に見えました。(前回来日時は、煌めくザハロワ姫に霞むロヂキン、と言う状態でしたからね…。)
湖畔の場面では、頑なだったオデットが少しずつ心を開いていく様子、別れの場面では、オデットが王子を信じようと決心する様子が丁寧に描かれていました。そして、だからこそ、王子の裏切りをオデットが嘆く場面が泣けました。愛だけではなく、彼女の覚悟が砕けたことに対する嘆きだったのだと思います。

ロットバルトのクリュチコフ、まだコールドらしいのですが、なかなか良かったです。王子とシンクロする振付が随所にあるのですが、跳躍がキレイで、ロヂキンに引けを取りません。マチソワでちょっと疲れが見えたのと、もう少しアクが欲しいあたりは改善点かな。
終演後に出口で見かけたのですが、腰が低くて礼儀正しくて、かなり好印象でした^^

その他の踊りで印象に残ったのは、生き生きとしたスペインの踊りと、可愛らしいナポリの踊り。そして、体格も本当に大きい(笑)3羽の白鳥。
湖畔の白鳥のコールド(24+4+3)も、スタイルがよく揃っていて美しかったです。昨今は、ヨーロッパやアメリカのバレエ団はグローバル化が進んでいて、それはそれで良い流れなんだと思うのですが(だからこそアジア人も活躍できている訳ですし)、やっぱりこれだけスタイルの良いダンサーをずらっと並べられると見応えがあります。

オケは、ボリショイらしく(?)細かいことは気にしない、豪快な演奏。でも、舞台をぐいぐい引っ張っていて、特にクライマックスの盛り上がりは本当に素晴らしかったです。

前回鑑賞時は、ラストが意外過ぎてちょっとぽかんとしてしまったグリゴロ新版ですが、今回は流れを知っていたこともあり、クラマックスに向けて良く構成された舞台なんだなあと感じました。ただ、やっぱり個人的にはハッピーエンド版の方が好きです。

※おまけ:クリュチコフ本人の当日舞台動画。ロシアンはおおらかだなあ。。。
Swan lake Bolshoi Ballet Zakharova/Rodkin/Kryuchkov Japan 8.6.17
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ロイヤルバレエ『ジュエルズ』(ロイヤル・オペラ・ハウス Live Cinema Season 2016/17)(6/2)~鑑賞メモ

2017年06月11日 | 舞台鑑賞日記
バランシンはそれほど好きではないのですが、よくガラで観る「ダイヤモンド」のパドドゥが素敵なので、全体を観てみたくて再び映画館へ。
案内役が、同じシネマシリーズの『眠り』で美人カラボスをやっていたマクナリーでした^^

Cast:
Emeralds … Beatriz Stix-Brunell, Valeri Hristov/ Laura Morera, Ryoichi Hirano
Emma Maguire, Helen Crawford, James Hay

Rubies … Sarah Lamb, Steven McRae/ Melissa Hamilton

Diamonds … Marianela Nuñez, Thiago Soares/ Claire Calvert, Tierney Heap, Yasmine Naghdi, Beatriz Stix-Brunell, Nicol Edmonds, James Hay, Fernando Montaño, Valentino Zucchetti

Conductor … Pavel Sorokin
Associate Concert Master … Peter Schulmeister
Solo Piano (Rubies) … Robert Clark
Orchestra … Orchestra of the Royal Opera House


うーん、2時間近くある作品なら、やっぱりある程度のストーリーは欲しいかなあ、と言うのが正直な感想。特に、エメラルドはちょっと飽きてしまいました;

2組のカップルと1組のトリオの中で印象的だったのが、トリオの男性のジェームズ・ヘイ君。来日公演で見た時(ペザント@ジゼル)にも思いましたが、生き生きとしながらも動きがとてもキレイなんですよね。これから色々な踊りを見る機会があるといいな。
今回、衣装はオリジナルの復刻版とのことなのですが、特にこのエメラルドのチュチュは、色がとても美しかったです。スカートのグラデーションがダンサーの動きでふわふわ動く様が夢のよう。(そしてmairiもところどころ夢の中へ…。)

ルビーは超絶技巧で、見ていて楽しかったです。難しそうな振付をさらっとこなすマックレーとサラはさすが。クラシカルな印象があるこのコンビですが、こういう小粋な役も似合うんですね。ハミルトンも、(大柄なこともあり)存在感があって良かったです。
(ところで、コールドに1人、バレリーナにあるまじきボリュームの方がいらっしゃったんですけど、彼女は何者なのでしょう(汗)いや、ダンサーではあるんでしょうけど…。)

そしてお目当てのダイヤモンドは、ゴージャスで素晴らしいの一言。パドドゥもですが、フィナーレでポロネーズに合わせて群舞が展開していくところは、まさに「これぞバレエ!」と言う華やかさです。
マリアネラの安定感とキラキラオーラはここでも健在。(ティアゴはもうちょっと頑張って…!)
ただ、説明によれば、ダイヤモンドはバランシンがプティパへのオマージュとして振付けたものだそうなので、結局私の好みはバランシンではなく、プティパ(&チャイコフスキー)って事なんでしょうね(^ ^;

それにしても、2時間の中でフォーレ⇒ストラヴィンスキー⇒チャイコフスキーと移っていくのは、ダンサーは分業だからまだ良いとしても、オケは切り替えが大変そうな演目だなあ。。。
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ロイヤルバレエ『眠れる森の美女』(ロイヤル・オペラ・ハウス Live Cinema Season 2016/17)(5/12)~鑑賞メモ

2017年06月04日 | 舞台鑑賞日記
新国立劇場『眠り』の翌週は、こちらもムンタギロフ王子出演のロイヤル『眠り』@シネマ。以前は配布されていた配役表がなくなってしまって残念。。。(webプログラムの配信(無料販売)に変わった模様。)

Cast:
Princess Aurora … Marianela Nuñez
Prince Florimund … Vadim Muntagirov
King Florestan XXIV … Christopher Saunders
The Queen … Elizabeth McGorian
Cattalabutte … Alastair Marriott
Carabosse … Kristen McNally

Lilac Fairy … Claire Calvert
Her Cavalier … Ryoichi Hirano
Fairy of the Crystal Fountain … Yuhui Choe
Her Cavalier … Luca Acri
Fairy of the Enchanted Garden … Akane Takada
Her Cavalier … Valeri Hristov
Fairy of the Woodland Glade … Yasmine Naghdi
Her Cavalier … Nicol Edmonds
Fairy of the Song Bird … Meaghan Grace Hinkis
Her Cavalier … Solomon Golding
Fairy of the Golden Vine … Anna Rose O'Sullivan
Her Cavalier … Fernando Montaño

The English Prince … Gary Avis
The French Prince … Johannes Stepanek
The Indian Prince … Valeri Hristov
The Russian Prince … Thomas Whitehead
Aurora’s Friends … Isabella Gasparini, Tierney Heap, Meaghan Grace Hinkis, Mayara Magri, Yasmine Naghdi, Demelza Parish, Anna Rose O'Sullivan, Leticia Stock
The Countess … Christina Arestis

Gallison … Jonathan Howells
Florestan … Marcelino Sambé
Florestan's Sisters … Yasmine Naghdi, Mayara Magri
The White Cat … Leticia Stock
Puss-in-Boots … Paul Kay
Princess Florine … Akane Takada
The Bluebird … Alexander Campbell
Red Riding Hood … Gemma Pitchley-Gale
The Wolf … Tomas Mock

Conductor … Koen Kessels
Concert Master … Peter Manning
Orchestra … Orchestra of the Royal Opera House


うっかりプチ残業になってしまい、観られたのはリラの精のバリエーションから。大好きなパ・ド・シスが~(T_T)
リラの精のカルヴァートは結構ガタイがよくて(&シネマだとアップなので)ちょっとびっくりしましたが、踊りはキレイ。お付きのカヴァリエが平野さんで、しかも後半の出番はなかったんですけど、プリンシパルをこんな無駄遣いしていいのかしら;(リアルカップルだから許される組み合わせ?)
対するカラボスのマクナリーは色っぽい美人。やっぱりカラボスはこの位存在感がなくちゃね♪

オーロラ姫のマリアネラは、さすがに16歳には見えませんでしたが(笑)、弾けるような笑顔に吸い込まれそう(*^_^*)彼女ってガンガンのテクニシャンタイプではないと思うのですが、でも技術が安定していて芸達者で、本当に安心して見ていられます。
ムンタギロフの王子は、マリアネラに合わせてちょっと老けメイク?エレガントなのに、高速振付もさらっとこなしちゃうんだからびっくりです。

ローズアダジオの4人の王子は、なぜかベテラン率高。まあ、マリアネラの長いバランスをサポートするからには、若僧じゃ力不足なのかもしれませんが、それにしてもちょっとビジュアル的に渋すぎて(^ ^;

2幕は安定のまったり度なので割愛。

3幕で印象に残っているのは、ブルーバードの高田さん。本当に軽やかです。相方のキャンベルの動きがちょっと重かったのが残念。(ところで、胸毛は見せていて良いんですか…?)むしろ、フロレスタン(通常版の宝石)のサンベと逆キャストで見たかったな、と思ったり。フロレスタンの姉妹はコロンビーヌっぽい変わった振付でした。

衣装は、素敵衣装と謎衣装の割合が半々くらい。ロイヤルなのに…。(でも、素敵衣装が殆どない新国立版よりは良いか;)○だったのはリラの精や森の精、王妃など。×は宝石や妖精。あと、結婚式の場面のオーロラの髪飾りも、なんだかゴテゴテしてあんまり好きじゃなかったなあ。
新国立版を観た時にも思いましたが、やっぱり『眠り』は王道のお伽噺なので、奇をてらわずに、ゴージャスで華やかでラブリーな衣装が一番しっくり来る気がします。
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