mairiの旅行記

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ミュージカル『ペテン師と詐欺師』(4/13マチネ)~観劇メモ

2013年04月14日 | 舞台鑑賞日記
友人@プロの出演するミュージカルを観に、普段は足を運ばない芸劇小ホールへ。(※ネタバレあり)

【CAST】
ローレンス:石原 慎一
フレディ:津田 英佑
クリスティーン:谷内 愛
アンドレ:西郷 豊
ミュリエル:黒瀬 千鶴子
ジョリーン:菊池 千花

【Story】
舞台は南フランスの高級リゾート、リビエラ。英国人詐欺師、ローレンス・ジェームソン。彼はダンディなルックスと洒落た話術を武器に、バカンスに来た金持ちのマダムたちを虜にしている。パートナーのアンドレと自由を謳歌していた彼のもとに、ある日、血気盛んなアメリカ人ペテン師フレディが現れる。 ”自分に敵う詐欺師はいない”と自信過剰ぎみのフレディだが、ローレンスの豪華な生活と大富豪ミュリエルを鮮やかに騙す彼のスタイルに感動し、弟子入りを志願する。 一時はこれを受け入れたローレンスだったが、もともと真逆のやり方で詐欺を働くふたりはすぐに反目しあう。そこに現れたハッとするほど美人な乙女クリスティーンをターゲットに、縄張りとプライドと5万ドルを賭けたせめぎあいが始まる…


とっても楽しいミュージカルですが、ちょっと笑いの取り方がくどいかも?もう少しお洒落な感じでやってくれた方が好みなんだけど…、と言う場面がちらほら。オリジナルバージョンを知らないので何とも言えないのですが、もともとの脚本と言うよりは、訳詞の問題なのかな、と言う気がしました。
あと、出演者数に対してちょっと劇場が小さすぎると思いました。アンサンブルが出てくる場面だと、ごちゃごちゃし過ぎて目にも耳にもうるさくなってしまいます。

ローレンス役の石原さんは、「渋くて胡散臭いおじ様」と言う役がぴったり。時々漂う哀愁の加減が絶妙です^^相方のアンドレを演じる西郷さんも、頭がいいのにお人好し、と言う雰囲気がよく出ていました。歌も巧かったし、この2人が舞台をしっかりまとめていたと思います。

フレディ役の津田さんは、昭和の2枚目兄ちゃんのような(?)キャラははまっていたと思うのですが、キャラ作りに注力し過ぎて、細かい心情表現をちょっと省略してしまったのかしら?と言う印象を受けました。あと、身軽で動きはいいのですが、歌がたまに不安定になるのも気になりました。

クリスティーンの谷内さん、時々言動に「?」と引っかかりつつも、華奢な雰囲気も手伝って、純粋で子供っぽい女性なんだなあ、と観客に思わせる演技。なので、彼女がキーパーソンの女詐欺師で、何となく感じていた「?」が正しかったと気付いた瞬間、素直に「面白い!」と思えました。たまにちょっと演技過剰に感じるシーンもありました(大劇場だったらあのくらいでちょうどいいのかも知れませんが)が、駅で花売り娘から花を買うシーンなどは、さりげない演技と自然な表情が素敵でした。

ジョリーンの菊池さんとミュリエルの黒瀬さんは、コメディエンヌに徹していました。ただ、もう少し「キャラの隙間から垣間見える可愛らしさ」のようなものが感じられてもよかったかな、と思います(特にジョリーン)。ローレンスは、人間的に可愛らしい女性じゃないと、詐欺の対象にしないんじゃないかと思うし。

そんな訳で、なんだかんだ突っ込みつつも、クスクス笑わせていただき、楽しい観劇だったのですが。観終わってしばらくしてから、印象的な歌のナンバーがなかったことに気づきました(^ ^;うーん、ミュージカルとしてそれはどうなんだろう。。。
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