まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

吉沢和子「墨の周辺」展

2015年11月24日 | 全体
23日、八王子のいちょうホールで開催されている吉沢和子さんの個展にいってきました。最終日でした。
吉沢和子さんは小学校1年から6年まで同じクラスだった同級生です。私は別の中学校だったので、
吉沢さんが榊莫山に師事され書家になられたと知ったのは、卒業して何十年ぶりかのクラス会でした。

出かける時の甲州街道のイチョウ並木。土日がいちょう祭りでした。



今回の個展は吉沢さんの書の集大成。



いろいろなロゴなどのお仕事もされてきたのですね。



前にいった個展で印象にのこっている作品もあります。



冬が来た
            高村 光太郎

きっぱりと冬が来た
八ツ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のような冬が来た


甲州街道のイチョウが葉を落とすといつもこの詩と作品、それから
きりっとしてがんばりやさんの吉沢さんを思い出します。

 昨日いきがけにヤツデの花も見ました。

コメント (1)
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