まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

ももちゃん便り (28)

2006年06月17日 | ももちゃん便り
ももは、一日3回、1回1時間~1時間半の散歩をしていたので、家から遠くにもお友達がいます。
遠くのお友達には、亡くなったことを知らせていないので、気になりながらも日が過ぎていました。そんな中、先日、偶然お会いできた方にももが亡くなったことをお伝えしたら、
「あんなに良い子が・・良い子だったのに・・・良い子がかわいそうに・・」と何度も何度も「良い子」を繰り返して下さいました。
もものことを、何度も何度も「良い子」って言われたのは、初めてで、家に帰ってももに「もものこと良い子って言ってくれたよ」って報告していたら、ももと暮らし始めた頃のことが浮かんできました。

最初の頃、散歩中にいきなり罵声とともにホースで水をかけらたことがありました。私が声を発したら、驚いた顔で、「これは、野良だった犬よね」と聞かれ、「そうですが、今は私の犬です」と答えたら、「これは、うちの○○ちゃんがお気に入りで、迷惑してるから、うちの前を通らないで。うちの○○ちゃんは血統書付で、何かあったら困るから」と言われました。
別の人には、「こいつは、メスにくっついて、皆が迷惑してたから、俺が、棒で叩いて躾てやった。」と言われたこともありました。
野良時代、エアガンの標的になっていたと聞いていたので、注意はしていたのですが、庭に繋いで外出したら、小屋の周りにたくさんのエアガンの玉が落ちていたこともありました。

もちろん、親切にして下さった方々も沢山います。
食の細いワンコのお宅の方に、「この子、うちの子の残りを夜中にこっそり食べに来てたよ。別の器に用意してもそれには手をつけなくて、いつもうちの子の残りだけを食べてて、家の中でも音を立てると、猛スピードで逃げ出すから、おやつをあげることも出来なかったけど・・」と教えて貰いました。
私がももを餌付けしようとしていたら、「道端では危ないから、うちの駐車場を使って良いよ」と言って下さった方もいました。

「良い子が・・良い子だったのに・・」と何度も言って下さった言葉と当時の様々な出来事が交互に浮かんできたら、涙が止まらなくなってしまいました。
「もも、良い子だって~母さんも、もっと、もっと沢山ももに『良い子だよ』って、言ってあげれば良かったね。ももは、本当に素直で良い子だったよ。『あんな良い子はいない』って、言ってもらえて嬉しいね。」



写真は、お友達を訪ねるもも。↑



ももへ、お花が見えるかな?
ももは花が好きで、匂いをかいだり食べようとしたりして、必ず花瓶をひっくり返すから、お花を飾ることが出来なかったね。
今は、ももの横にお菓子と一緒に飾ってあるから、好きな方を食べて良いよ。
お水は、母さんがひっくり返すから、ペットボトルでごめんね。
コメント (7)