えっー、すでに各方面、ネタバレでございますが、以前、お目に掛かったことのあるドクターのご講演を拝聴してまいりました。
歯周病のくくりには、「歯肉炎」と「歯周炎」に分類されますが、もちろん、歯肉炎→歯周炎と悪進行するんです。
2年前にもネタにしましたが、「歯肉炎」だけなら治療で「健康な歯茎」に戻れるんデス。進行は可逆的。
コレは、せめてもの救いです。
オッソロシイことに、侵襲性歯周炎は、DM患者に多く、また、若い世代で発症して、すごく進行が速いんだそうです。
まえに、小児発症の大ベテランさんのオハナシで、20代(うろ覚え)で総入れ歯になったそうで、今でも、歯の治療だけは後悔しているって仰っていたのを覚えています。
3-40年前のDM治療で、歯周病との関係なんて指導されていなかったでしょうから、その大ベテランさんに責任があるわけじゃないのに・・。
私の主治医センセは、「眼科も、歯科も、定期的に受診していますか?」なーんてフォローは、これまで一度もありません。
それどころか、3大合併症の話だって聞かされたことはありません。
(`ε´) まったく、ぶぢふち。MY病院の患者教育って・・・。
(話がずれました、スミマセン。コレが、今の私の原点ですね。)
σ(^_^; 話を戻します。
90分のご講演の内容は盛りだくさんだったので、今回は、歯周病になるまでのオハナシをネタにしてみます。
私は定期的に掛かりつけの歯科クリニックで、健診とクリーニングを受けています。
だから、歯周病の予防は大丈夫・・・と思っておりました。
ところがっ!!
歯周病は、かなり進行しないと、自覚症状がなく、見た目の違いも判らないそうです。
歯周病の診断は、歯根部分のレントゲンを撮らないと判らないそうです。 ひぇー!!
(>。<)o゛ 私、一度も、レントゲンなんて撮っていないわっ!!
1型患者の歯周炎の罹患率は32倍で、若い人だけに限定しても、16倍なんですって!
さらに、DM罹病期間と血糖コントロール(HbA1c)によっても、罹患率が違うんですって!!
発症して10年以上の患者さんの3人に一人、HbA1cが9.0%以上の患者さんの4人に一人の割合で歯周炎が見られるそうです。
あ、これらのデータは、もちろん、1型DMに関してです。
ま、2型DMだって、同じようなもんだけど、さらに、2型の場合、肥満度も影響するんだそうです。
きゃーっ、1型のぽっちゃりさんはどーしましょう。
つまり、私も、歯周病のリスクを大きく背負っていることを学びましたが、その背後に、もっと大きなリスクが潜んでいるそうです。
歯周病は、歯根の周りの組織の潰瘍なわけで、その面積は手のひら大・・なんだそうです。
たとえば、腸管に、手のひら大の潰瘍があったら、そりゃあ、大変な病気ですよね? ブルブル。\(>。<)/゛
大変な病気の素(病原菌)が炎症性サイトカインを出して、全身の血管を駆け巡り、インスリン抵抗性は増すし、血管壁を傷つけ、血栓を作り、心臓病や脳卒中を起こすんだそです。ひぇー。
よく、お年寄りがなる「誤飲性肺炎」 食べたものが気道に入って肺炎を起こすんですが、その病原菌は歯周病菌が多いそーです。
♪
長くなりましたので、「治療」と「予防」は、また今度にします。
最後に、20歳の時の体重は何キロでしたか?
膵臓の機能は、20歳の時に完成するそうです。
20歳の時より10キロ太れば、それだけで、インスリンキャパオーバーだって、今朝のTVで、オールバックが素敵なNセンセがオハナシされていました。
歯周病の予防も、「肥満にならない」という一項があったのが、驚きでした。