今週は、チャイコの6番悲壮を聴いたり、 他の4、5番を聴いたり・・・と、同じCDに入っていたからですが、 ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィルのCDで、 これ自体有名な録音で、実は二種類もっています。
一つは普通の?HMCD盤(普通のよりいいCDという触れ込み)で、 もう一つは、エソテリック社がリマスターした、SACD盤。
聴いたのはSACD盤ですが、これが音が良い。 コンサートがホールの影響が大きいのと同じで、 CDにも色々ありますが・・・まあ、だからといって曲の良し悪しは変わりません。 どうせ聴くなら・・・という事ですけどね。
で、5番が一番好きですが、 なんともいいようのない、どんよりした6番もまた・・・途中は盛り上がりますが、終わり方が凄い。
マーラーの6番も、同じようにどんよりした・・・暗いイメージです。 普通、交響曲の最後は派手に盛り上がるパターンが多いけど、 これらは、ドスーンと堕ちます。コンサートでも、拍手一瞬で、わーーーっ!っとMAXまで 起きない・・・少し間をおいてから、拍手が・・・
で、話がそれてコースアウトして、タイヤバリアにぶつかりそうになりましたが、 6番は1893年に初演とあります・・・で、その数週間後にチャイコフスキーが亡くなります。 というか、自殺する・・・というか、させられる。 長い間、コレラになったとか、食中毒とか言われていたのですが、どうも 同性愛がばれた為というのが定説のようで、当時はそういう厳しい世の中だったらしい。
つまり、晩年の曲になりますが、ここんとこ、作曲家の晩年の音楽を聴くことが多いから、 選んでみました。 果たして死を予感して書いたのか、偶然そうなったのか・・・ が、自然死でないので、ちょっと他の作曲家とは違うと思いますが・・・
あと、数曲聴きましたが、 ジャンル違いで、久々に山崎まさよしのDVDをヘッドフォンで聴いていました。
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音響が整っているとはいえ,スタジオとは違いますからね.
オーケストラの安いCDを買ったりするとまるで客席で録音しただけのようなものもあったりして,よくつかまされます...
クラシックにも、ライブとスタジオ録音がありますが、
名盤というのが多いジャンルでもあります。
録音が良いという評価もありますが、当然、演奏も良くないといけない。
このチャイコ3曲は、東西冷戦の時、ソ連から西側に演奏旅行できているときに録音されたもの。
ある意味、東側の面子のかかった演奏だし、気合が違います。
時間も限られていたでしょうから、録音技師も相当なプロ魂なのでしょう。