maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



やはり、一年に一回くらい、
この曲にはまり込んでしまうようです。

ブルックナー 交響曲第8番

その中から第4楽章
http://www.youtube.com/watch?v=3gUNCYfoits&feature=related


ベートーヴェンと違い、
最初に聴いて、ぱっと入り込めなかった。

有名な曲だからと、買ってきたCD、二枚組で長い。
出だしでパッと分かるのは第4楽章なのですが、そこに到達できず、
しばらくお蔵入りさせた気がする。
何気に、よく聴きなおしたら、とんでもなくスケールのでかい第4楽章で驚いた。
少しの間、第4楽章だけ聴いていたきがする。

そして、最初から聞き直す事にしようと、
少し覚悟をもって聴いた。
今では、別格の曲になっています。

多分、最初に聴いたブルックナーは4番か7番だった。
次に8番で、あとで9番を聴いたのですが、
どうにも8番がすごすぎる。

ちなみに、今日は、この長い曲を、CDで二回、DVDで一回、聴きました。
まあ、ながら聴きの場面もいれてだけど。

だけど、アンプを買い換えて後、金管の響きが気持ちよく、
この曲の威力を伝えるに役立っています。

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歪んだ民主主義の時代に来たなと思う・・・
アメリカがいい例で、自由の国、個人の権利を大事にする国は、もう過去のもの。
大資本が莫大な政治資金で政治家をコントロールする訳で、これでは全米各地で抗議運動がまだ続くのも、
当たり前です。

翻って日本でも、同じように経団連が消費税上げましょう、TPP参加しましょう、法人税は下げましょうと、
主張しています。法人税は復興の為3年待機を掲げていますが、方向性は変わらず。

消費税は還付されるシステムがあるから、輸出企業など税率が上がると儲けも増えたりする。
純粋に国の財政を考えてると思えない。
法人税は確かに他国に比べて高い。でも法人税が減税になって・・・従業員に回ると思うか??
回るとすれば、役員報酬や、株主への配当は上がるでしょう。
小泉以降、そういう流れに変わったまま。
消費税増税は避けられないと思う心もある自分ですが、はいそうですかと言えないのだ。
つまり、企業生き残り政策で、国民は耐えてねって事。

日本人の悪いのは、ゼネコンの政治献金だと、政治+金=巨悪を連想するステレオタイプが多いのだけど、
政治献金に善悪の区別はないですよ。

どの企業だって、自分たちに利点があるから献金するのだから、業界が違えど同じです。
土建屋が献金しようが、自動車会社や光学機器会社が献金しようが、同じです。
だから小沢の問題も大騒ぎしている暇があったら、国をよくする事に集中すべきなのに・・・

挙句の果て、クリーンな政治、市民感覚とやらで小沢に対抗したカンナオトに、後を継いだノダ・・・
ナベツネが自分は民主党を支持するとか言うのも分かる。
元々民主は、古い自民的政治を覆すところに大義名分があったのに、
それを捨てて、古い自民をバックアップしてきた官僚・財界・米国に屈して、
国民を裏切った訳で、支持率が落ちるのも当たりまえ。政権を担当する政党名と役者が変わっただけに終わった。
カンにノダ・・・様子をみなくても、ダメだと分かろうというものだから、最初から非難してきた。

そこで、
企業や特定の団体の献金で動く政治家が影響力を及ぼすなら、民主主義はどこへ?ということ。

つまり、民意と、財界が同じ意見ならいいけど、違った場合、どうなる??

アメリカはそれを教えてくれている。
だけど、日本もその道に向かってまっしぐら。アメリカで怒りを上げる民衆も、
日本では遠い出来事のように思っている人が多すぎる。
その分、大阪の橋下に期待があつまる。けれどまだ未知数です。
残念ながら大衆は流されやすい。小泉改革とダブってみえる。

そうだ、
マルクスの資本論は、読んだ事はなくても誰でも名前くらいは知っているはず。

「資本主義が進むと、元々内在する矛盾の結果、共産主義になる。」
とかいうもの。

今の世の中、これっぽくないか?

経済関連の本を読むと指摘されてる事が何度かあった部分です。

(面白いのは、マルクスに資本論を書かせたのは、
資本主義の権化?みたいな、大金持ち金融ユダヤ人のロスチャイルドという事だ。
それゆえ、色々な憶測が・・・)

ベルリンの壁が崩れ、東欧諸国が民主化し、
ソ連も崩壊し、中国も統制された資本主義になり、
制度では資本主義+民主主義が勝利したって思わされていた。
今起こっているのは、富の集中(による権力)と格差。
気が付くと、大多数の民衆と、少ない裕福な支配者層に分かれている・・・そういう方向性にいまはある。

資本主義=民主主義ではないのに、そうだと思っている人が多そう。

「どうして反格差デモや暴動が起きているのか?」アメリカ人がショックを受けていたグラフ
http://labaq.com/archives/51710178.html

その格差記事の元は、下のサイト。これを和訳したものらしい。

・The Shocking, Graphic Data That Shows Exactly What Motivates the Occupy Movement
http://www.alternet.org/occupywallst/152811/the_shocking%2C_graphic_data_that_shows_exactly_what_motivates_the_occupy_movement_/?page=entire


CEOに1700人分の年収の価値があるやら??

約20年前にも、夜中にTBSでピーターバラカンが出ていた海外のドキュメンタリーを
紹介する番組が深夜にあって、そこで労働者と経営者の収入の差を論じていた。
経営者は責任を負っているのだから当然だと言っていたが、グラフでは321人分の収入とされる時代あたりの事。

日本人的感覚からして、考えさせれれる内容だった。

もはやそれすら大したことなかったという程に格差が広がっている。
単純に物価上昇というだけではない。

だけど、格差が無ければいいというものではない。
あって当然・・・だけど、物には限度があると思う。どこかでバランスするはず。
そのバランスが、片寄り過ぎている。

プロスポーツ選手の年俸も、そんな価値があるのかと思う。
もちろん、普通の人よりかなり高いのは当然だと思うけど・・・

今年は全米のバスケットがストでしょ。NBA。
ちなみに、その間、コービー・ブライアントという選手が、イタリアのチームと、
40日間プレーするだけで約2億3000円・・・という話もある。

プレーに熱狂していると、あまり考えないけど、冷静になると、単なる球遊びだろ・・と思って冷めてしまう。
度を超えると、熱狂的なファンでもがっかりするんじゃないか?

ダルも凄い年俸になったなあ・・・熱狂的なファンは、その額でも当然だと思うのだろうけど、
普通に考えると、違和感がある高さだ。もちろん、人によって、高いと感じる敷居は違う。
とりあえず他の選手がこの位だから、相対的にこの位高いとか、安いとか言うしかないけど。
まあ、なでしこの年収が上がるのは、喜ばしい(笑)

救いは選手は金の為だけでプレーしてないってところ(全員ではなかろうが)。
でもある意味、バブル。
選手の年俸が上がるにつれ、個人的に興味が薄れてるのが今の自分です。
あまり格差が広がると、夢を与える存在でなくなる。そのチャンスや才能がない選手は、
モチベーションを保てなくなりそう。
だけど、自分はこう考える・・・一部の才能のある人だけが過分に評価されるより、
ふつうの人が無能扱いされることなく、十分な評価を得られる世の中の方が住みやすい。

今の会社員でも同じようなもんじゃないかな。
これからは給料が上がらない世の中(職務給方式)になりますと、経団連も言っている訳だし。
普通の人=役に立たない頭数、みたいな雰囲気がなきにしもあらず・・・

普通に考えたら、そんなんだったら、会社に忠誠心もつなどバカバカしいから、適度にやるよとなりそうだし、
オマケにインドや中国あたりの人なら、もっと安くても喜んで働いてしまいそうだから、
外人と取り替え可能な職場だったら、じゃあ我慢して働くか・・・となる。もはや働く喜びなど、夢のまた夢になりそう。
だけど、そのうち正社員というだけで羨ましがられたりして。

資本主義だって万能じゃないし、共産主義よりまともだから生き残ったんだろうけど、
度を超えると世の中は狂う。

歴史上、格差の広まった国は上手くいかない。歴史に学べば、そういう事になる。
だから支配者は国民を飢えさせないよう苦心してきた(かといって、あまり豊かにしない程度に)・・・のだと思う。
大人しい日本だって、一揆とかやってたんだから。
大資本が権力を握るようになり、新しい権力構造の時代にはいりつつある。
選挙やっても、政権が変わっても、生活は変わらないという事。今のアメリカがこれ。
マイケル・ムーアの映画は極端ではあるけれど、本質を突いている。世界の主人公は誰なのか?
他国籍企業などの大資本?

ん???
まてよ・・・
という事は、多くの市民が株主になって、富の再配分を要求すればよいのかな?
政治家に投票するのではなく、株主となって、企業の役員選出や、方向性、
労働環境などを動かす事に参画することが、一つの方法という事か・・・
今までは企業の利益になるか否かでしかなかった価値判断を、
国、世界の利益になるか否かで判断する仕組みにする・・・特にグローバル企業に対しては、
世界に与えるインパクトが大きいから、絶対に必要だ。今は単に投資の対象でしかない。

ただ、企業の大株主はそんなの望まないしなあ、あちら側の人達だろうから・・・なかなか難しそうだ。
でも、仮に、無駄にパチンコでお金を使っている人が、一斉に株を買い始めたら???
配当金で儲けるとか、株価が上がったら売ってもうけるとかではなく、世の中の利益に成り得るか否かで判断する、
グループなり投資家なり、出てくる必要があると考える。

だらだら文をつないでいたら、あらぬ方向に来てしまった。
でも、政治家に投票しても世の中が変わらないのなら、他を探すしかない・・・
TPPによる自由貿易など欺瞞にもほどがある。強国がルールを押し付ける自由貿易など、
聞いてあきれる。国民のあずかり知らぬ所で推し進める輩は誰か?
誰が得をするのか?損をするのか?


これからの日本・・・だけじゃなく、世界はどこに向かっていくんだか。

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