ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

中国語を学び始めて感じていること

2012年08月04日 | 上海生活
中国に来て、なんとか買い物やタクシーでの行き先指示はできるようになったがまだ一般会話は全くできない。
英語に関しては他国語を話しているという意識はあまりないのだが、中国語は「呪文をとなえて、発音が正しければ相手が理解してくれる」という状態。まだ私自身に「言葉を話している」という感覚は一切ない。

中国語と英語は文法の考え方が似ているし、また漢字文化を共有する我々にとっては漢字の意味を理解できるので、英語をある程度喋れる日本人に中国語は入りやすい。
しかしその先のアプローチは全く違う。

・英語は初めて出会った単語の意味は調べなくては分からないが、発音はできる。
・中国語は、初めて出会った単語でも大体意味がわかることがあるが、調べなければまったく発音できない。複雑な子音、母音の発音と、四声を間違えると全く通じない。

もっとも厄介なのが発音。
たとえば日本人は区別しない末尾の「ん」のNとNGは、何回聞いても同じにしか聞こえない。というか、鼻にかからないように意識して「ん」ということはとてもむずかしい。
日本人が日本語で安心という時の「ん」はNなんだそうだが、そういわれてもよくわからない。

折角中国にいるのだから簡単な会話力は身につけたいと思ってます。

新東名 開通後3ヶ月間の状況報告(NEXCO 中日本)

2012年08月04日 | 高速道路
NEXCO中日本は新東名の開通後3ヶ月間の状況を公表した。

これによれば、相当数のトラフィック、特に大型貨物が新東名に振り替わっていることがわかる。
対象区間を通過する車両が新しく走りやすい道を選ぶのは、まあいってみれば当たり前のことだろう。

この発表で気になる点は2つ。

まず、10キロを超える渋滞が3ヶ月間で5回しか発生しなかった、ということ。たいした成果のように思える。しかし前年同期の同区間10回を超える渋滞は50回程度。
9割減ったという見方も出来るが、ゴールデンウィークを挟んでの3ヶ月に50回しか渋滞しない「もともと大して渋滞しない路線」だとしか言いようがない。
大型連休の高速道路では10kmを超える渋滞は東名の他区間や中央、関越などで500回程度発生しているのだ。

渋滞緩和という観点からのみいえば、この区間の高速道路複線化のプライオリティが高かったとはとても思えない。

次に、第二東名の平均旅行時間が97km/hという点。制限速度100km/hを守って97km/hを達成することは至難の業だろう。おそらく実際の巡航速度は100km/hを超えている。
この道路の制限速度に関しては、100km/h規制を120km/hまたは130km/hにするべきだという議論があったが、これは見送られた。
というか、おそらくは120km/hにして仮にそれが原因で事故が発生した時の責任を誰も取りたくないのだろう。

しかし、現在の自動車の設計を考えると100km/hと120km/hに大きな安全上の差異はないように思うし、他国をみれば道路の走りやすさに応じて120km/h制限を採用している国のほうが圧倒的に多い。

実はここには他の理由もある。大型トラックの制限速度は80km/hで、さらに90km/hのリミッターがついている。
乗用車の制限速度が120km/hになると、大型トラックとの速度差が事故を誘発するのではないか、という危惧もあったようだ。
しかしこれも走行路線の厳格化などで対応は可能なのではないかと思う。

いずれにしても、制限速度論議が決着したのは今年の3月。どう考えても作ることありきで、本来一番重要である活用についての十分あな議論や準備がされていたとは思えない。