ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

台北 平渓線

2011年04月25日 | 雑記
先々週は仕事で台北。週末フリーだったので郊外へと小旅行へでかけた。

台北駅から北へ特急自強号で40分、通常の電車でも50分で海と山に囲まれた小都市瑞芳につく。ここから渓谷沿いを菁桐まで走るローカル線、平渓線に乗る。
乗り換え待ちの時間に腹ごしらえ。瑞芳の駅前をまっすぐ進むと、美食街という小さなフードコートがあった。胡椒餅と蚵仔(牡蠣)麺線。麺線はかつおだしが効いていてうまい。

平渓線は1921年に炭鉱専用線として開通。終点の菁桐には今は廃坑となっている炭鉱があった。

終点の菁桐駅



途中の大華という駅で降りて、十分瀑布まで線路を歩く。
大華の駅には、「滝に行くなら隣(十分)でおりろ、線路は歩くな」と書いてあったが、気がつかずに降りてしまった。

私の他にも10人程度、線路を歩く。

最後にあるトンネル。この中で列車がきたら本当に危ないが、前後の線路が直線なので、十分確認して通り抜けることが出来る。


トンネルを抜けると、線路の脇に瀑布の入り口と入場券売り場。ここは大華駅から線路を歩いて15分、十分駅からは渓谷沿いを歩いて20分。なんでここに駅を作らないのか、大いに疑問。


滝は、台湾のナイヤガラというが、まあ1/1000サイズのナイヤガラと思えば、それなりに楽しめる。

ここから渓谷沿いを歩いて十分駅へ。食堂街の真ん中を線路が通っている。なかなか味のある景色。



十分からまた列車に乗り、終点の菁桐まで。
菁桐駅はとってもいい感じにノスタルジック。


駅の周りにはやはりレトロな炭鉱時代の遺構があちこちにあり、ゆっくり見て回り、カフェになっている旧石炭選別場でコーヒーを楽しんで、次の列車で台北に帰った。

台北からの日帰り観光では、一押しです。