ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

北米テレマティクスに関する楽観的記事

2011年03月01日 | ITS
楽観的な「コネクテッドカー」の記事。(英語)

GSPの位置情報で高速道路や駐車場、給油の課金をするってアイデアはどう考えても無理だろう。電源切っちゃえばわからないし、屋内の駐車場などで正確な課金ができるかどうかも怪しい。
そもそも駐車場や給油所のキャッシュレスは日本でETC使って10年やっても普及していない。
保険料を実際の走行距離や運転状況で変化させるというアイデアはいいとおもうけど。

駐車場にWIFIを設置する、というアイデアは悪くないけど、スマートフォンがこれだけ普及しても必要なのかは疑問。なんに使うの?という感じ。

結局、繋がりたいのは車ではなく人であり、人はスマートフォンですっかりユビキタスに繋がっている。
そして、人は車の中では運転業務という一番大切な仕事があるから、そんなに暇つぶしをする暇はない。

常時FACEBOOKをチェックしなければ我慢ができないような人に対して運転中でも安全にその内容をチェックし、ボイスで返信できるような仕組みは、(そういう人とはあまりお近づきにはなりたくないけど)スマートフォン側でもテキストトゥスピーチやらボイスリコグニションやら使ってやればいい。車との連携っていっても、ブルートゥースでつないでカースピーカーから出力する程度だろう。

一番最初に書いてあるとおり、子供の頃に見た「ナイトライダー」への郷愁がアメリカ人にはあるのかも。