ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

痛車の心理

2010年07月17日 | 雑記
イタ車といえばイタリア車のことだったのが、この数年でイタ車とは痛車のことになってしまった。

自動車関連メーカーの新入社員は「実は車にはあまり興味がありません」という若者ばかりだという。
逆に、いまどき「私は車が好きです」という若者は危なくて採用できないのかもしれない。
今、普通の良識ある若い人は車を飾り立てたり改造したりしない。
そんな中で、いまだに大げさな改造をしているのが痛車、ということになる。

しかし、いまひとつわからないのが、「痛い」と自称する心理だ。
あの車を異性が好むとは到底思えない。普通、彼氏があれに乗っていたらドン引きだろう。
痛車のオーナーは、リア充にはなれないことを自覚していて、それについてはもう超越している、ということはなんとなく理解できる。
でも、じゃあ誰に見せたいのか?どんな満足が充足されるのだろうか?

コスプレーヤーに一部通じるところがあるのかもしれない。
女性コスプレーヤーでそこそこ可愛ければ、その世界でちやほやされる。これは良くわかる。
でも、いまだにわからないのが「自演乙」がやるような男性の女性キャラコスプレ。
もしくは、ラブプラのキャラにバースデーケーキを買って、写真をブログにアップするという心理。これも私には理解できない。

痛車は一般人から見れば奇異なものでしかない。
単にあの趣味の人たちの中だけで評価されるからやっている、クローズドな趣味の世界というのなら、まだわかり易いが、どうも「奇異にみられる」「痛い」ことをアピールしているようにも見える。