ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

PNDはオヤジっぽい?

2008年02月17日 | ITS
先日、アメリカのアフターマーケットビジネスをされている方と話をする機会があった。

ご承知のとおり、アメリカでもガーミン、TOMTOMなどの携帯型ナビゲーション(PND)が大流行している。

アメリカでは、普通の人は自動車用品を自分で装着し、プロでなければ装着ができないカスタムオーディオなどは業者に装着してもらうというケースが多い。
業者が装着する場合は結構工賃がかかる。
そこで、アフターマーケットでは装着の手間がない商品が好まれる。市販の車載ナビゲーションが振るわないのもその辺にひとつ理由がありそうだ。
装着が簡単なオンダッシュスクリーンタイプは、盗難を考えたら欧米では非現実的で、結局は吸盤で装着するPNDということになる。

一方でナビの工場装着比率は確実にあがってきており、工場装着ナビとPNDによる二極市場になると思われる。

さて、興味深かったのは、アメリカの若い人たちにとってPNDは「KOOL」じゃない、ということだ。
いわく、PNDは「お父さんへのクリスマスプレゼント」のイメージであり、同じような携帯デバイスであるiPodとはまるで違う商品イメージを持っているらしい。

これは、デザインがいまいちだからか、携帯ナビという商品自体があまり若者をターゲットとしていないからなのかはわからないが、確かにガーミン、TOMTOMの商品は見た目でKOOLだとはいえないだろう。

しかし、ガーミンはすでにPNDと携帯の融合商品であるNuvifone (かなりKool)の発売(2008年第3四半期)をアナウンスしているし、iPhoneがPND対応となるのも時間の問題かもしれない。