maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

137-Guadalajara-03-U.S.A.1964-No.137(9/21)-再録

2003-09-28 16:37:52 | 虚々実々-U.S.A.-1964

リベルタ市場

ちょっとここで最初のホテルでせしめてきた観光案内でグアダラハラの勉強です。
このロータリィーの直ぐ西に Paseo Degollado(庭園)、 その先に Teatro Degollado(劇場) ここは」民族舞踊を見られるんだそうですが当然有料。
何しろ資金枯渇に付き、劇場の表を眺めるだけにしましょう。
西隣が Plaza De la Liberacion(自由広場)、Catedral(大聖堂)ここの前の広場は屋台が密集しています(ヨシヨシ)。
Plaza De Los Laureles1筋北に行くと Palacio Legislativo、 Museo Regional、Museo Del Estado と美術館博物館が並んでいるんですね。
西隣が Rotonda De Los、Palacio Municipalもう一つ西隣に Templo de La Merced(教会)と集中して有りますね。
この近くをウロウロするだけでも、明日1日充分かかりますね。

何、何?メキシコで一番美人の多い街?
こういうのは言ったもの勝ち、目くじら立てて「美人の基準は何か?」などと言ってはいけません。
マリアッチ、ソンブレロ、テキーラもこの町が発祥の地だと書いて有りますね。
テキーラに至っては「郊外のテキーラ村で作られたもの以外はテキーラじゃない」と強硬ですね。
それじゃぁ、ティオティワカンの近くのはテキーラじゃなかったのか?
チャロ(カウボーイ)もグアダラハラが発祥の地?
こうなるとメキシコっぽいものは全てここから始っているという感じです。
お国自慢もここまで来れば大した物ですね。
ややこしい話が出来るほどのスペイン語を知らないので良いようなものの、ヘタにメキシコ・シティと比較してけなしたりしたら血の雨が降りそう。

ポソレ(Pozore)というブタの各部分(?)を Giant corn を煮込んだスープが名物?
ブタの各部分というのが曲者のような気がするなぁ。
鼻の輪切り何かが浮かんでたらギョッとするでしょうね。
目玉の煮えたのがスープの中から睨んでいる、なんていうのは、もっと厭ですね。
けど、トルティーヤばっかりも少々飽きてきたし、もしも値段が安ければ食べてみるか?
セシーナ(CECINA、牛肉?豚肉?の味付け干肉)も名物と書いてある。
これは市場で売ってそう。

今日は市場で遊ぶ事にします。
トマトって色んな種類が有りますね!
赤いトマトは(JITOMATE=ヒトマテ?)、トマト(TOMATE=トマテ?)と書いてあるのは小さな緑色の実です。
トマティーヨ(TOMATILLO)というのも有りますね。
一所懸命にメモしていたら、緑色のを一つくれました。
パクッと噛んだら、うへ~酸っぱい!並みの酸っぱさでは有りません。
オバちゃんがケタケタ笑いながら赤いのをくれました。
これは美味しい「ヴォェノ!」もう一つくれるかと思ったけれど、そうはいかなかったですね。
洗わずに丸カブリしたけれど、大丈夫かな?今更遅いか。
アボカド(AGUACATE=アグゥアカテ?)、かぼちゃ(CALABAZA=カラバツァ) ・ピーナッツ(CACAHUATE=カカフアッテ)今ごろになって、スペイン語の野菜の名前を覚えても手遅れ?

ジュース屋さんが有ります。
「AGUA(水) DE 何とか」というのは「何とか水」?
AGUA DE JAMAICA ジャマイカ水?赤っぽい紅茶みたいな物ですね。
ジャマイカってジャマイカ島かな?しげしげと見ていたら、オバちゃんが花を見せてくれて「ハマイカ!」ハマイカてこの花の名前?
一杯飲んでみるか?20センタボ(6円)。
んー、色は赤っぽい紅茶みたいですが、大して味がしませんね。しかし咽喉が渇いているから美味しい!
「ヴォエノ!(美味い!)」
気を良くしたのかオバちゃんが「AGUA DE TAMARINDO(タマリンド水)」と書いたのを飲めとすすめているみたいです。
これも20センタボ(6円)。
オーッ、これは甘酸っぱくて美味しい!
「ヴォエノ!(美味い!)ムイ・ヴィエン(最高)」
藤の豆みたいなのを出してきて、中の濃いこげ茶色の実を1つくれた。
何かネバネバしてますね。
口に入れろという身振りをしています。
大丈夫かな?しゃぶってみるとまさしく同じ味。
ちょっと椋の実見たいな味ですね。
へーこんな実が有るんですね!
「今度はこれ!」とAGUA DE SANDIA(サンディア=スイカ水?)を指差したけれど、引際が肝心。
手を振ってサヨナラしました。

肉屋さんには牛やブタ、羊か子牛か?犬って事はないでしょうね?
ほとんどが原型のままドテッと置いて有ったり、鈎にぶら下がっています。
穀物屋さんには何とまぁ、トウモロコシらしいものが数え切れないぐらいの種類有ります。
小粒の物から親指の先ほどもありそうな物まで色も白、黄、赤、紫、黒まで各種。
一番大きな粒のはカカワチントル(CACAHUAZINTLE)というそうです。
ユージーンさんが見たら喜ぶでしょうね!

お昼に食べたCHICHARRON(チチャルロン)を売っている店が有りました。
やっぱりブタの皮ですねぇ!こんなに大量に作って売れるんでしょうか?
今度はトンガラシ屋さん。
ここも緑から赤いのまで大小取り混ぜて、凄い種類と量のトンガラシが山積みです。

市場の人は暇なのか物好きなのか、私がメモしているとのぞきこんで、教えてくれたり、味見させてくれたりします。
さすがにトンガラシ屋さんの味見はお断りです。

一旦市場から出て休憩。
しかしこの市場は無茶苦茶面白い!
明日は1食1ペソ豆のトルティーヤでしのぐ事にして、今夜はポソレを食べてみる事にしましょう。
観光するのに交通費は要らないから大丈夫でしょう。
大阪のウドン屋と同じくらいの感じで「Pozore」と書いた屋台や食堂が有ります。
見たところ鍋焼ウドンの鍋みたいな土鍋に入っていて、赤いのや、緑、水炊き風のとか種類がかなり有りそうです。
鍋も大小有りますね。
何軒か見て廻って、偵察してからにした方が良さそうですね。

調査した所、鍋は大か小、スープの色は赤、緑、すまし。
肉はブタ肉、ホルモンらしき物、カシワの大まかに3種類が有るようです。
いくらでも食べてちょうだい!と、きざみ玉葱、きざみレタス、キャベツ、薄切りのラディッシュ何かを持った大皿をドンとテーブルに置いてある店。
ポソレと一緒に一人分ずつ綺麗に盛り付けて皿で出している店、と色々です。

どうやらこの野菜をスープに入れて食べるみたいですね。

ほとんどの人が、ブタ皮おかき(チチャルロン)や、トルーティーヤ春巻きをセットで取ってます。
緑色スープのは現地の人でも辛そうな顔をしていたのでこれは敬遠。
ホルモンみたいなのも、見るからに異様な物が鍋から覗いていたのでこれもパス。
鍋の大はどう考えても1人では食べ切れそうに無いので小に決定。
当然、野菜はドンと食べ放題の店、その中で流行っていそうでしかも安いところとなると中々見付かりません。
やっと良さそうな店に行き当たりました。
調査終了、ここに決めた!
いよいよ晩飯です。

「ポソレ!」
「ポッソレ?」
「シー、ポッソレ」 ポソレと違ってポッソレというのか。
鍋は小、色は赤、肉はブタ、セットはトルティーヤ。
ブツブツ煮えたぎった土鍋が出て来ました。
ほー、この白いブワッと膨らんだのはトウモロコシ?
「カカワチントル(CACAHUAZINTLE)?」
「シー」
見た目は豆腐のようにも見えます。
皮を剥いてあるみたいですね。
歯ざわりはサクッとしたような感じで中々アッサリしているけれど、辛い!
熱々だけに余計辛い!
サービスの野菜をしこたま入れて、熱いのはマシになったけれど、辛さはあまり変わりません。
こればっかりは事前の偵察ではわかりませんでしたね。
辛さに慣れてくると、かすかに酸味も有って美味しい。
何よりも脂っ気が少なくてお腹に優しそう。
とは言うものの、何か飲まないと辛さで舌が麻痺しそうです。
変なものを飲んでお腹を壊すと厭ですね。
市場で散々怪しいジュースやトマトを味見しておいて、今更お腹の心配をしても始りませんが、気は心。

飲み物のグループとおぼしい所の1番上にAGUA DE HORCHATA(オルチャータ)と書いて有ってあまり高くなかったから「これ!」と指差して注文しました。
何でしょうねぇ?この味は?牛乳でもなし、まさか豆乳でも無さそうですし、何か香料が入っていますが、まぁいいか。
代金を支払って、貧乏人ですからチップは無しで勘弁してもらいました。

それでも明日の飯代はギリギリ。
3食豆のトルティーヤ1個で明後日の朝までしのぐか、明後日は機内食に期待して、明日少しはマシな物を食べるか?
しかし、情け無い事になりましたね。

マリアッチの演奏を聞きに Plaza Tapatia にもどって来ました。
人様が頼んだ曲をただで聞かせてもらうのですから、せめて拍手ぐらいは盛大にさせてもらわないと申し訳有りません。
たまに女連れの不埒なのも居ますが、植え込みに腰を掛けて居る連中は、皆んなお金の無さそうなお仲間。
大きなコウモリがヒラヒラ飛んで居ますね。
隣に座った兄ちゃんがタバコを咥えてアッチのポケットこっちのポケットと火を探しているようなのでライターを出すとニッコリ笑って「Thank you!」
あれ?巻き舌と違いますね。
「何処から?(From where?)」
「Oh、Mexico city.」
「No, Your homeland?」
「France!」
暇つぶしに何やらかにやらお話したんですが、このお兄さんの英語も判りにくかったですね。
きっと向うも「この東洋人の英語は何や?」と思って居たでしょうね。

賑やかになるのは、まだまだこれからだと言うんですが、私にとっては夜も更けたのでホテルに引き上げて、明日の観光に備えることにしました。

2003/09/28

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