MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

春めく大町公園と五分咲きの河津桜

2015年02月23日 | あらかると

朝から小雨模様だったが、昼前には雲が取れはじめ日も射してきた。
と言うことで、
午後から10日振りの大町公園へ出かけた。

途中、陸自松戸駐屯地南側官舎前の、
街路樹の河津桜の開花状況を確認に寄った。
五分咲き程度になっていた(巻頭の写真および下の写真)。
まだ幼木なので、花の数は少なめだが花の美しさは同じである。
下の写真の枝は満開(桜の満開の定義は8分咲き以上とされる)だった。


河津桜の根元には3輪の福寿草が咲いていた。
前回訪問時(2月13日)は全く気付かなかったので蕾だったのだろうが、
僅か10日間で平開するほどに成長したことになる。


大町公園内もニワトコの葉が開き始め、


雪柳の葉も10日前に比べれば数倍近くに成長していた。


今日は南風が吹いて、気温も15度を越すほどの温かさとなり、
歩いているだけで汗ばむほどで、ダウンウェアを脱いでの公園散歩となった。

この暖かさのためか、
10日前は泥の中で越冬していて姿の見えなかったメダカは、
緩やかな水路の落ち込みで、団子状態で捕食中だった。


産卵時期の早かったヤマアカガエルの卵は孵化し、
オタマジャクシの集団として群れていた。


♪どこかで芽の出る音がする♪
そんな弥生三月はあと6日で到来し、
小鳥が囀り、花咲き蝶が飛ぶ盛春もまもなくやってくる。
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我孫子逍遥の記、エピローグ

2015年02月22日 | あらかると

逍遥の終わりが見えてきた「あびこん」付近は殆ど風が無く、
まるで春の陽気のようだった。
そんな青空の下で美味を楽しめたのは近年に無かったことで、
必ず再訪するであろうことを思いつつ「あびこん」をあとにした。

「あびこん」からは我孫子市が制定している、
ハケの道(平地と高台の崖線を通る道)八景の一つである、
「湧水の小径」を逍遥した。

ハケの道に面して野菜畑が広がっていた(巻頭の写真)。
友人の話によれば、菜の花畑とのことで、
春には毎年、一家で菜の花摘み(有料)に来ているのだと言う。

ハケの道から、息切れするような急勾配の尾根を登り、
根戸船戸緑地と上っていった。
小鳥は殆ど居なかったが、裸木の枝にキジバトのようなものを発見。
2倍ズームの約400mmで撮って確認すると「ヒヨドリ」で、
羽毛を逆立てていたようである。



根戸船戸緑地から船戸の森を経由し我孫子市街地へと抜けた。
行く手上空には積乱雲が生まれていたが、
真夏ほどの上昇気流は発生しておらず、それほどには発達しないだろうと・・・。

そんな夏雲の前を海自下総基地所属の対潜哨戒機P3Cが通過したので、
思わずカメラを向けた。
50年前は航空機整備員としてP2Vに乗り同じようなコースを飛んだ筈だが、
搭乗中は真下を見ることは余りなく、上空から手賀沼を見た記憶はない。


途中喫茶店で一日を振り返りつつのコーヒータイムを楽しみ、
コーヒータイム後は大手スーパーでウィンドウショッピング。

下の写真は高級マンション群付近に咲いていた「スノードロップ(待雪草)」で、
名前は友人に教えていただいたが、もしかすると初見の花だったかも?



スーパーを出る頃には日没となり、西の空は夕焼に染まった。
が・・・・雲の動きは早く、薄雲が下降しながら移動していた。

雲が大きく下降している時は降雨や降雪のときが多いが、
それらが夕焼で染まっていたため、
異様な雰囲気の空模様となった。


我孫子市とは隣町の柏市では土砂降りがあったようで、
路面が濡れて水溜りがあるのが、帰宅時の電車の中から見えた。
下降する雲の速さは「土砂降り」を意味していたのである。
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我孫子逍遥その3、「あびこん」は美味の宝庫

2015年02月21日 | あらかると

手賀沼大橋の下を潜り、手賀沼公園に通じる遊歩道を進み、
「文学の広場(工事フィンスで半分近くの碑等は見られない)」では、
文学談義をしつつ、手賀沼公園に到着。
友人が携行してきたマカダミアナッツ入りチョコレートを戴きながら、
雀の戯れる公園のベンチで小休止。

公園内の裸木が水面の輝きでシルエットとなり、
絵の題材になりそうだったのでパチリ。


そのベンチから「東京スカイツリー」らしき鉄塔が幽かに見えていた。
肉眼では確認できなかったので、望遠端+デジタルズームで撮ってスカイツリーと判明した。


で・・・・・
昼食時に食べたのは菓子パン1個だったので、
何気に小腹が空いてきた。
近場の食堂にでも入ろうかと思っていたが、
友人は、
「近場に農産物直売所があり、そこの赤飯がお勧め」
ということで友人の案内で現場へと急いだ。

農産物直売所は「あびこん」と名がつけられており、
近隣では人気の直売所のようで、車の出入りが多かった。
(下の写真および巻頭の写真)。


我孫子市内には「アビスタ」「アビバス」「アビシルベ」
そして今回の「アビコン」と市の外に住むものにとっては難解な、
建物名や案内所がある。
で・・・・「あびこん」とは???
市のHPには「あびこ+だいこん」から付けられたとあった。

販売所の隣にはベンチとテーブルが置かれてあり、
早春の日差しを浴びながら私は赤飯を、
友人は山菜おこわを美味しくいただきました。

ベンチの近くにあった夏みかんの濃緑色と黄色、青空、
そして白雲のマッチンクが清々しかった。


お土産には「よもぎ餅」「焼ピーナツ」「無農薬トマト」を買い求めてきたが、
全て農家の手作りであり、製造日が販売日と言う新鮮なものだった。
商品には生産者の名前が表示され、
アビコンのHPには生産者の写真と生産者の意気込みや信条などが掲載されている。


トマトはエコ農産物として千葉県の認証を受けているもので、
手に持つとずっしりと重く、それだけで美味しいと感じられ、
これまで味わったトマトの中では最上位にランクするものだった。

こんなトマトでトマトスパを作ったら最高に美味しい物ができるのだが、
安くは無いので、1人前1000円程度は覚悟しなければならないかも・・・


又ピーナッツは、
昔、田舎で自家生産の物をフライパンで焼いたものと同じで、
手焼きの真心が伝わってくるような美味しさだった。
生のピーナッツも売っていたので、次回は自分で焼いてみようかと思っている。


よもぎ餅はいわゆる田舎作りで、
蓬の香りと蓬の繊維が絡み合う農家の家庭の味だった。
一つ一つ頬張って居ると
子供の頃、春先に蓬摘みをしたことなどが懐かしく蘇ってきた。
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我孫子逍遥その2、早春の手賀沼

2015年02月20日 | あらかると

高台の桃山公園から、
かって菖蒲園のあった手賀沼の岸辺に降りてきた。

下の写真の右側の木の下にはベンチがあり、
手賀沼の遊歩道を散歩する人たちが時折小休止している。


その近くの畦道で見つけたのが、
目を凝らさないと見付けられない様な小さなタネツケバナの花。
冬萌えの雑草より丈を伸ばして寒風に向かって咲く程の強さは無いのだろうが、
彼らのDNAはすでに春を感じているのかもしれない。


下の写真は、「我孫子あやめ祭り」が行われていた頃の菖蒲田で、
美しい花菖蒲が咲き誇っていた。2010年6月8日の見学時に撮影。


春らしい明るい雲が印象的だったので、
旧菖蒲田を振り返って撮った遠景。


「水の館」の近くにある釣堀脇の自販機で、
水分補給のため小休止し、手賀沼親水公園内のベンチで軽食(菓子パン1個)を済ました。
その後、手賀沼公園を目指して更に逍遥。
公園に通じる手賀沼大橋の前から手賀沼を望む(下の写真・巻頭の写真)。

丘陵地の桃山公園では北風も感じられたが、沼の岸辺付近は風も弱く、
水面は鏡面のごとく春の白雲を映していた。


上の写真の左側の岸辺近くでは、見慣れない怪鳥が・・・・
エジプトガンが居たことは知っていたが、
それとは全く異なる羽の色と七面鳥のような赤い顔をしていた。
調べて見ると、
「バリケン」という、家禽(卵や肉など、目的があって人に飼われた鳥類に属する動物)だったが、
どのような経緯でここに住み着くことになったのだろうか?。

そういえば・・・
親水公園の少し手前で湖面に不思議な波が立っていて、
友人は「テガッシーかも」と・・・、私は「????ネッシーの手賀沼版?????」
で・・・これも調べて見ると、
「テガッシー」はヌートリア説や河童説など諸説紛々あり、
「アビッシー」もいると説くブログもあったが、詳細は不明だった。

白鳥が自然繁殖し、エジプトガンやバリケンが自立して生きている(?)手賀沼には、
もしかすると他にも様々な伝説があるのかもしれない。


手賀沼大橋の下を潜って手賀沼公園へと向かったが、
下の写真右端に建機が見えるように、この区間は工事中で、
遊歩道の沼側には鉄板のフィンスが設けられており、
手賀沼の美しい風景は見ることができなかった。
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我孫子逍遥その1、桃山公園から見下ろす手賀沼

2015年02月19日 | あらかると

いつもの写友と、今年初の逍遥・撮影行を行なった。
行先は、我孫子周辺と手賀沼周辺で、
「桃山公園」→「旧菖蒲園跡地」→「手賀沼親水広場」→「手賀沼公園」
→「あびこん農産物直売所」→「船戸の森」→「JR我孫子駅」までを逍遥。

友人の案内により、桃山公園までは、我孫子駅南口から、
坂東自動車バスの「東我孫子車庫行」に乗り「我孫子中学校前」で下車、
徒歩数分で公園にたどり着いた。

公園からは手賀沼を眼下に見下ろすことが出来、
雄大な自然に触れることができた。


公園内は芝生が多く、手賀沼湖畔に続く階段付近は傾斜しており、
芝生が生え揃う初夏には、
芝生に横臥しつつ手賀沼を眺めていると何時間でも時間が潰せそうである。

芝生越しに花を付けたような樹木を発見。


近付いて見ると、マユミの実だった。
実の中の種は野鳥が食べたようで、ほとんどが殻だった。


最近までは菖蒲園で、あやめ祭りなどが行われていた付近を俯瞰。
左側の小屋は元作業小屋で、両側には藤棚が続いている。
対岸の岸辺には枯蓮が写っているが、お盆の頃には見頃になる。


真南は丁度逆光となっていて波がきらめき、キラキラキラと心まで癒された。


対岸は柏市で、やはり岸には遊歩道が続いている。
望遠レンズプラス超解像ズームで撮ると、
散歩している人影が確認できた。


天気にも恵まれたためか、春の明るい景色がそこにはあった。
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