MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

冷麦の焼麺5種

2013年08月25日 | たべもの・料理

夏の麺は、冷やした素麺、冷麦、饂飩が美味しいが、
基本は茹でて直ぐ食べることで、茹でてから5分も10分も置いたら、
麺が伸びてしまい不味くなってしまう。

冷たい麺に飽きたらお勧めなのが、焼麺にすることで、
野菜や肉などを入れた焼素麺、焼冷麦、焼饂飩で、
出来立ての熱々を冷房の効いた部屋で食するのである。

ということで今回は冷麦を使ったMAICO流焼麺を紹介。

*ブナシメジと冷麦の焼麺(巻頭の写真)
茹でたての麺を流水で洗い、先にフライパンでブナシメジを焼き、
その中に麺を入れてさらに焼き、醤油と味の素で味付けをする。
味付けは単純だが、日本の麺の味付けは醤油が一番美味しいと思う。
私の場合はオリーブ油を使うが、バターやごま油などでも麺の美味しさは味わえると思う。


*ザーサイと高菜と炒り卵の焼き冷麦
市販の高菜とザーサイを刻んだ味付けの瓶詰を利用。
麺を焼きながら、卵もスクランブルに焼き和える。


*キャベツとベーコンの焼き冷麦
味付けは塩中心になるが、やはり仕上げは醤油で調整。


*塩鮭とたくあんの焼き冷麦。
たくあんは薄めに切って水に浸して塩分を抜いておく。
塩分の抜けた沢庵を千切りに切ったものと鮭と麺を炒める。
糠で発酵させた田舎沢庵がないときは、この料理は出来ない。
市販の沢庵はやたらに味を付けているので鮭とは合わない。


*スタミナ焼き冷麦。
豚のばら肉をしょうが焼きの要領で焼き、麺を加えて麺に焦げ目が入る程度まで焼く。
やはり仕上げは醤油と味の素。生姜の辛味が食欲をそそる。
また豚肉のビタミンB1が夏の疲れを癒します。


時には麺の素焼きに、七味唐辛子を掛け醤油と味の素で味付けるという、
具なしのC級焼麺も美味しかったりするのでお試しを。

なお、冷麦は乾麺を使用し乾麺100gがおよそ一人前だが、
具の内容によって100~120gを目安にしています。
コメント

国分川の酔芙蓉

2013年08月24日 | あらかると

やや涼しかった午前中に松戸市の国分川上流をポタリング。

季節になると毎日のように翡翠がやって来る橋の袂の、
土手の傾斜地に「酔芙蓉」が咲いていた。
昨年は、樹高が低く花も少なかったが、
この一年間に相当成長したようで、多くの花を付けていた。

酔芙蓉は咲き始めは白い花だが、
午後には赤くなって萎んでいく(巻頭の写真・川は国分川)。
赤くなっているさまを「酔っている」として名づけられたのである。
普通は民家の庭先などで栽培されているものだが、
どこからか種が流れ着いてこの場所に発芽したものであろう。

国分川上流は松戸市によって河川改修が行われており、
水質を浄化し「清流」を取り戻すために水生植物などの植栽が実施され、
両岸には遊歩道が整備され近隣の散歩コースとなっている。

遊歩道の一部には花壇が作られ、イノコロが自然さを演出していた。


今年は高温が続いたためかすでにミノリを迎えているエノコロもあり、
丸々と実った種がいつもの年より多く付いていた。
コメント

激しい雨降る

2013年08月23日 | あらかると

日本列島は低気圧の通過に伴い、
半日で平年の8月1ヶ月分の雨が降るなど
局所的な激しい雨が降り各地に被害をもたらしている。

関東地方も朝からどんよりと曇り、
東京、神奈川、埼玉、千葉などに雷雨注意報や竜巻注意報が出ていた。
やや薄日の射す数分間があったが、
空模様はいつ雨が降ってもおかしくないほどで、
カメラを持っての外出は出来なかった。

雨の降りそうな空模様だったのに、
実際に降り始まったのは16時前頃で、
雷鳴が聞こえてから20分ほど後だった。


降れば激しい雨となるのは今年の特徴のようで、
短時間ではあったが当地も激しい雨になった。

雨の勢いが強ければ強いほど遠景は雨に煙り、
まるで水墨画のような世界になった。


激しい雨音に混じって聞こえていたのは、
「油蝉」の鳴声で「夏を惜しむ」様な鳴き方だった。

今朝は気温が下がったためかセミの声は殆どなく、
虫の声ばかりが聞こえていたが、
このまま秋になってはくれまいかと思ったのは・・・・・
私ばかりではないような気がする。
コメント

秋の気配

2013年08月21日 | あらかると

台風12号の通過によって今年の猛暑も終わるかと期待したが、
西にそれて中国大陸に向かってしまった。

公園などの草叢を歩いていると、
秋の七草である「葛の花」を発見することが多くなってきて、
どこと無く「秋めいてきた」ことを感じさせる。


赤蜻蛉も飛んでいた。
が・・・
歌に詠われた「赤とんぼ」の正式名は「アキアカネ」が正しく、
アカトンボという名の蜻蛉は居ない。
居ないのだが、
やはり「赤とんぼ」という呼び名のほうが親しみやすい。


上記の画像の赤蜻蛉は良く見ると、
顔の正面が赤く、胸の模様も途中で水平に切れている。
ということで・・・これは「ナツアカネ」の特徴。
巻頭の写真と下の写真が「アキアカネ」なのだが・・・・


閑話休題。

遠目に珍しい模様の「モンキチョウ」を発見し、望遠端で撮ったが、
それは模様ではなく羽が破れて反対側の模様が見えていたためだった。

秋が深まるとともにこのような「破れ蝶」が多くなり、
秋の淋しさとともに、もの寂しささえ感じられることになる。
コメント

手乗りセセリチョウ

2013年08月19日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

油蝉の鳴き声は暑さとともに増し、
夜も街頭の下や団地の共用部の常夜灯周辺で鳴き続けていたが、
夜の蝉は昨日あたりからやや静かになってきた。

夜の蝉が静かになってきたということは、
人にとってはやや過ごしやすくなっているということであり、
朝夕は何となく凌ぎやすくなってきている。
が・・・・、
日中の直射日光下では、まだまだ酷暑であり危険であることに変わりは無い。

今日は朝から南風が吹いていて、綿雲も流れている。
風があって直射日光を防ぐ雲の流れがあるということで、
久し振りに大町公園を目指して出掛けた。

開園(9時)して間もない時間についたせいか、
散歩している人は少なく、出会った人は10名程度だった。

園内を「被写体」を探しながら歩いていると、
ミソハギの花に30~40頭の「イチモンジセセリ」が群れていた。
他にも違う種類のセセリチョウが居るのではないかと、
ミソハギを掻き分けて探したのだが、同じ種類ばかりだった。

で・・・・
花の上で静かに止まっていたセセリチョウの前に指を伸ばすと、
指先にセセリチョウが止まった。


止まったセセリチョウはなかなか離れず、
ミソハギの花に蝶の体が触れるほど近づけて移そうとしたが、
蝶は花を避けるかのように指の上を歩いた。


草の上のセセリチョウはカメラを向けるとポーズを取った(ように見えた)。


殆どの蝶は逃げてしまうのだが、時として人に慣れた蝶がいて、
人を怖がらないようである。
「昆虫園」などの蝶は人工的に孵化させるので良く人に慣れていて、
自然の中の蝶のようには逃げないという。

巻頭の写真は「カガイモ」の花蜜を吸蜜中のイチモンジセセリ。
その小さなガガイモの花の中には、さらに小さな甲虫のような生き物が居た。
コメント