MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

最大規模の「環水平アーク」出現

2012年05月26日 | あらかると

釣りとポタリングと写真を目的にフィールドへ・・・

朝から良く晴れていて、
ポタリング中の10時過ぎには暑さが感じられ、
「夏日」の予感。

気温が上昇するとともに汗が吹き出てきたので、
自分自身に対して「熱中症注意報を発令」し、
自転車を停め水分を補給する。

水分を補給しながら、
なんとなく見上げた空には、明るい「環水平アーク」が・・・
で・・・取り急ぎ撮影!!!・・10時34分


徐々に規模が大きくなり、
広角レンズ(APS-C、18MM・35mm換算27mm)に入りきれない規模となった。
10時36分撮影


太陽の動きと共にアーク(虹)は移動しているが、
雲の流れに影響されることは無かった。


日差しの下では暑いので、
日陰から様子を見ながらの一枚。
10時58分撮影。


雲の無いような場所も虹色になるのが、
環水平アークの特徴でもある。
11時13分撮影。


今回の環水平アークは、
色の美しさ、規模の大きさ、出現時間の長さなど、
これまでに見たものの数倍あるというものであった。

これほどに規模が大きいとなんとなく気味悪く、
しかもこのままポタリングを続けるには暑過ぎたので、
最後の写真を撮ってすぐに家路を急いだ。
コメント

カルガモの一家と嫌われ者のエジプトガン

2012年05月25日 | あらかると

近くの小川でカルガモの一家が、
餌を漁っていた。
写真には4羽しか写っていないが、
離れたところでは親のもう一羽が、
周りを警戒しながらコガモたちを見守っていた。


写真で見られるようにカルガモの子は3羽しか居ない。
しか・・・というのは、
人に守られた環境で子育てをしている場合は、
6~8羽ぐらいの子が育っているのが普通だからである。
恐らく、
カラス等に襲われて3羽しか残らなかったのだろう。



近くの田圃の畦には、
家鴨のような不思議な大型の鳥が闊歩していた。
昨年も同じ場所で見たのだが、調べても名前がわからなかった。
で・・・
暇に任せて再度調べてみると、
この付近では2007年ごろから確認されていて、
動物園から逃げて野性化した「エジプトガン」ということだった。


特に珍しい鳥でもなく、
意外とあちこちで見られるようである。
自然繁殖しているのか・・・
それともそれだけ逃げた数が多いのか・・・・

なんとなく後姿に哀愁が漂っているが、
もしかすると「エジプト」に帰りたいのかも・・・


が・・・・
非常に乱暴なガンのようで、
川でカルガモやヒドリガモが戯れているのを発見すると、
そこに飛んで行って追い払ってしまうのだという。
追い払った後は、再び一羽で孤独を楽しんでいるようである。

だが、
人に対しては50m以上離れないと安心できないようで、
人にはいじめられていた(食べられていた?)、過去があるのかもしれない。
ただ、人が近づいた分だけ離れるのみで、
飛び立って逃げる姿はまだ見たことが無い。
コメント

蛙の妻問い

2012年05月24日 | 写真俳句

田植えの終わった田圃には、
遅霜などによる冷害を防ぐため水が張られている。

水が張られている田んぼからは蛙たちの鳴声が、
昼に夕に聞こえてくる。
殿様蛙たちの恋の季節なのである。

晴れた日には水面に青空が映るのだが、
蛙たちがその水面を乱す。
コメント

ヒメジャノメ

2012年05月23日 | あらかると

今年初めて見るヒメジャノメだった。
(ヒメジャノメは縦に走る一直線の白い模様が特徴)

褐色色をしていてなおかつ日陰などにいることが多く、
余り目立たない蝶だが、
じっくりと構えて撮っていると、
独特の「蛇の目模様」の美しさがある。


まだ人馴れしていないようで近づくとすぐに飛び去るが、
ほぼ元に近い位置にもどってくる。


巻頭の写真(蝶の立ち姿?)など数枚は、
カメラぶれ防止のために「ストロボ」を炊いているで、
蝶の色合いが安定していない。

羽の表の模様は少なくやや地味である。
羽を閉じていることが多く、全体の表の模様はまだ見たことはない。


巻頭の写真の蝶とは別の個体だが、
模様の大小やこん棒のような触角に違いがある。


すぐ近くでは小さな蜘蛛が手を上げて、
微動だにせず構えていたが、
ハンターの相手はこの蝶だったのだろうか?


コメント

池を彩る少女たち

2012年05月22日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

近所の公園にあるバラ園に行った。

5月10日に行ったときはまだ園全体で5輪程咲いていたに過ぎなかったが、
5月17日は園の半分程度が満開状態になり、
昨日の21日はすべての薔薇が開花していて、
最初に咲き始めた真紅の蔓バラは散り始めていた。

一昨日の日曜日は、
当地のあちこちの小学校で運動会が行われていたため、
この日は休校だったようで、
家族連れと子供たちの姿が多かった。

子供たちも満開のバラの花を前に楽しそうである。
散った芝生の上の真紅の花弁を望遠で撮っている時、
ファインダーの中に小学校低学年と思われる、
三人の子供が入ってきた。

3人の少女たちが楽しそうに、散った真紅のバラの花弁を集めていた。
集めるとすぐに
池に流れ込む小川に投げ込んでいた。


流れていく花弁が3m先の池にたどり着くと、
錦鯉が餌と間違えて「パクリ」とするのが面白かったようである。

が、
草魚なら食べるかも知れないが、
錦鯉は花弁など食べるはずも無く、
やがて真紅の花弁は池の水面を漂い始めた。

それを知ってか知らずか、
あるいは投げることが楽しかったのか、
投げ込み遊びは暫く続いていた。


やがて・・・

先端芸術的アートの完成である。

水面を漂う真紅のバラの花弁と、
無邪気に小さな清流に花弁を投げ込む少女たち、
そんな光景を見ているうちに、
10年前に見た名画「オフィーリア」が脳裏に蘇った。

もしかするとオフィーリアが眠る川の流れ込む先には、
夢のある真紅の薔薇の花弁が浮いていたのではないかと・・・・・


鯉の餌にと思って投げ込んだが鯉は食べなかった。
やがて自分たちの投げ込んだ真紅の花弁が、
池の水面に漂っていることに気付き、
更にその美しさにも気付いたのかも知れない。

そしてその面白さは大人達も気付いていた。

そんなことを考えていると、
バラ園にあるブロンズの少女像が差し出す両手の上には、
何が載っていたのだろうかと気になった。

乗っていたのは小鳥だったが、
「薔薇もいいのでは・・」と撮ってみた。


巻頭の写真もバラ園にある乙女像だが、
こちらは薔薇を抱えていた。

抱えている薔薇は、このバラ園には無いのだが
「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」かも・・・
コメント