MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

映画「オーシャンズ」を鑑賞

2010年01月25日 | あらかると
70億円の制作費のほとんどを機材開発などに使ったといわれていだけに、多くが迫力のある画像で占められていた。どの場面を捉えても写真になるような素晴らしさだった。
自然の世界はフィクションがないから見ていて楽しいし、映像でしか知りえない未知の世界を知る喜びさえあった。

動物の世界は当然のことながら弱肉強食なのだが、一部取り入れて欲しく無かった場面があった。種の絶滅を危惧した場面で漁による鮫や海豚の殺戮や捕鯨の場面である。映画全体から見ればほんの少しの場面だったが、私にとっては一番印象に残る場面だった。

漁船上で鰭と尾ビレを切り取られた鮫が(美味フカヒレの材料?) 瀕死の状態で海に放り出され、海底に沈んでもなお海水を赤く染めながらもがいていたのである。この場面だけを見ればまさに残酷物語である。
この映画は小学生が500円で見られる特典が付いているが、子供たちには見て欲しくない場面である。

楽しみにしながら見に行って、最初は感動ばかりが続いていたのに、この場面を見てからというもの「何が言いたいの」と言う気分になってしまった。
地球の質量が一定である以上、人が増えれば何かが減るのはどうしようも無いことだし、種の絶滅も仕方のないことなのだ。その種が人にとって重要なものならば、人の叡智によって保護されるに違いないのだ。

日本ではコラーゲンが多いからといってはフカヒレを食べ、日本の一地方では海豚を食べ、今でも鯨を食べたいという日本のお年寄りたちへの警鐘なのかもしれないが・・・・・だからと言って食べられている海豚や鮫や鯨が今すぐに絶滅の危機にあるわけでは無い。
マグロの養殖場なども取り上げられていたので・・・・日本パッシング?

ほんのわずかのカット、これさえなければ美しかったのに・・・・と思った。
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