昨日気象庁から「関東地方が梅雨に入った」と「梅雨入り宣言」があった。今朝のTVで「入梅は二十四気(二十四節気とも)のひとつ」といっていたが、それは間違いで「雑節」の一つである。気象庁発表の「梅雨入り」と「入梅」は区分する必要がある。
雑節には、節分、彼岸、社日(しゃにち・産土神(生まれた土地の守護神)を祀る日)、八十八夜、入梅、半夏生(半夏という薬草が生えるころで、関西ではこの日に蛸を、讃岐では饂飩を、福井県の大野市などでは焼き鯖を食べる習慣がある)、土用、二百十日、二百二十日、などがそれである。
下の写真はドクダミ科の多年草「半夏生草」。半夏生の頃に葉が白く変わるため、または、白くなった葉が半分だけ化粧している様に見えるから付けられた名前と言われる。雑節「半夏生」の名前の由来との説もある。