MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

My Photo of the Month (1)

2013年12月29日 | 写真

今年も残りあと2日となった。

今日は一日中雲ひとつない快晴となり、
撮影日和でもあったが空気は冷たく、
帰省の事などを考えると、風邪は引きたくないので、
一日中インドアを決め込む。

下の写真は今日の日没直後で、この日確認した唯一の雲である。
撮るほどのものではなかったが、
撮ることが「その時間にはそこにいた」との証なのである。
左の山の上に写っているゴマのような陰は、
厚木基地付近から離陸したものと思われる航空機。


ということで暇だったので1年間に撮った写真を振り返った。
振り返りながら、月ごとに私好みの写真を選び、
「My Photo of the Month」としてまとめてみた。

「1月」「太陽柱」
巻頭の写真で、なかなか見ることのできない空の自然現象で、
重なり合う雲間に太陽が幾つも重なっているように見えた。
貴重な写真ということで選んだ。

「2月」「越冬蝶ルリタテハ」
厳冬期の2月に、成虫で越冬していたルリタテハが、
日当たりの良い木製の案内板に現れて、
翅を目いっぱいに広げて暖を取っていた。
写真は、暖を撮る前に好みの場所を探しているときのルリタテハで、
翅はあちこち欠損しながらも厳しい冬を生きていた。


「3月」「ヒドリガモ、北帰行前の集団採餌」
水元公園の枯れた芝生で、群れて採餌していたが、
何に驚いたのか一斉に飛び立った。
予期できない瞬間を咄嗟に撮ることが出来た。


「4月」「水温む頃」
4月のやや暖かだった日、大津川の支流で子供達が川の中で遊んでいた。
水はまだ冷たいが、一人の子が滑って転んだようで、
すぶ濡れになった友を見ながら笑っていた。
一見苛めのようにも見えるが、
この度を越した遊びは「竹馬の友」以上の絆があると思って良い。
数年前、中学生達の同じような光景をみているが、
それぞれ無事に高校に進学したようで、
その後その仲間達を大津川で見ることはなかった。


「5月」「早朝の農事」
5月の連休は農家にとっては「田植え」の時期でもあるが、
田植えしたあとも「冷えや遅霜」から守るために水の管理は欠かせない。
この日は風もなく空気が淀んで居たので判明したが、
広大な稲作地帯の地平近くには怪しげな黒い霧が漂っていた。
大型焼却設備を使った違法のごみ焼却が、
官憲の目の届かない夜間に行われていたようである。


「6月」「新生蝸牛」
生まれて間もないと思われるカタツムリの子が、
笹竹の竹の子の頂点に達して戻る所で、
その遅過ぎるほどの歩みに生命の輝きを感じた。
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