MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

初夏の蜻蛉たち(鬼蜻蜓、蝶蜻蛉、大塩辛蜻蛉、秋茜、夏茜、羽黒蜻蛉)

2018年06月16日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


今年初と思われる「鬼蜻蜓(オニヤンマ)」の羽化が、
公園内で観測された(巻頭の写真・撮影日6月14日)。

また、6月13日には
公園内での私にとっての初見である「蝶蜻蛉(チョウトンボ・下の写真)」の、
出現も見られた。(例年観測されているようだが)


翔ぶ姿は蝶のように「ひらひら」として、蜻蛉には見えないが、
過去に「21世紀の森と広場・千駄堀池」で撮影しているので、すぐにそれと判った。

青紫色で金属光沢の翅を持つ美しい蝶である。
ちなみにこの個体は雌である。


「秋茜(アキアカネ)」
時期的にはナツアカネかと思われたが、
胸部を拡大して模様を確認するとアキアカネの特徴が見られた。

アキアカネ(通称・赤とんぼ)は、平地で生まれ(最近までその事実を知らなかった)、
夏になると避暑のために高地に移動し、秋風とともに再び平地に集団で戻ってくる。



「夏茜(ナツアカネ)」
アキアカネだろうと撮った一枚だったが、
改めて胸部の模様を確認すると、夏茜のようである。


アキアカネとナツアカネは非常に良く似ており、
肉眼で見ただけではほとんど見分けがつかないのだが、
下の写真の胸部の模様が(丸で囲んだ部分の右側)鋭角に伸びていればアキアカネ、
途中で切断されたような模様がナツアカネで、
ナツアカネと断定したのだが、この一枚だけでは特定(同定)できなかった。


「大塩辛蜻蛉(オオシオカラトンボ)」
下の写真は雌の個体で、別の場所ではすでに産卵が始まっていた。


下の写真は「大塩辛蜻蛉の雄」で、
どこで採餌してきたのか、蜂のような獲物を食べていた。


「羽黒蜻蛉(ハグロトンボ)」
毎年園内ではよく見られ数も多いがまだ数頭が確認されているだけである。


ほかに、以下のような蜻蛉が目撃され写真も撮られているようであるが、
飛翔していることが多く、私のカメラでは捕らえきれないことが多い。

サラサヤンマ、ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ、オオヤマトンボ、
アオヤンマ、コサナエ、キイロサナエ、
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