MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

褄黄蝶、紫小灰蝶、紅小灰蝶、北黄蝶など

2018年04月16日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


年に一度、春季にしか現れない「褄黄蝶(ツマキチョウ)」が今年は例年よりも数を減らしている。
昨年は数も多く、産卵シーンやその卵などの撮影に成功しているが・・・
今年は褄黄蝶の食草のひとつである「ムラサキハナナ(諸葛菜・オオアラセイトウとも)」が、
昨年に比較すると極端に少なく、それも原因のひとつではないかと・・・
園内整備で蛹などが失われた可能性もあり・・などと友人は予想するが。

巻頭の写真が「褄黄蝶のオス」で、名前のように羽の先端に黄色の模様がある。
下の写真がメスの褄黄蝶で、黄色の模様はない。


数が少ないのは褄黄蝶ばかりではなく、
紫小灰蝶(ムラサキシジミ)や紫燕小灰蝶(ムラサキツバメ)も少なく、
2年ほど前に二十数頭で集団越冬していた姿が嘘のようである。
下の写真はムラサキシジミ


「紋白蝶(モンシロチョウ)」
公園内で多く見られるのは「筋黒白蝶」で、モンシロチョウの個体は少ない。


「北黄蝶(キタキチョウ)」
従来は黄蝶と呼ばれていたため、友人から指摘を受けるまで、
私も黄蝶と呼んでいたのだが・・・・


「紅小灰蝶(ベニシジミ)」
シジミチョウの仲間なので小さい蝶だが、その色の鮮やかさで目立っている。
下の写真は、ハルジオンの花での吸蜜光景である。


やはり羽を広げたときの姿が美しい。


園内では、黄揚羽蝶や黒揚羽蝶(長崎揚羽かカラス揚羽の可能性も)なども確認しているが、
撮影にはいたっていない。
さらにこの時期に現れる天狗蝶や緋縅蝶(ヒオドシチョウ)にもまだ出会っていない。

昨年まではカワセミが常時飛来していて、それを目当てのカメラマンも多かったが、
今年の飛来回数は少なく、さらに繁殖の時期とも重なり、
現在はカワセミもほとんど見られず、カメラマンも少なくなっている。
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