4月も半ばに差し掛かり、市川市にある大町公園は目にも優しい若葉の季節を迎えている(下の写真)。ということで現在みられる花を中心に紹介します。
下の写真は、噴水池脇に咲く紫花菜(むらさきはなな=諸葛菜)が水面のその影を落としている場面。水面には最盛期を終えた桜しべなどが浮いていた。
園内には菫の種類も多く、あちこちで花を咲かしている。下の写真はタチツボスミレ。
下は道端などどこでも見られる、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で「キツネノボタン(狐の牡丹)」
下の花は「ホタルカズラ(蛍葛)」で、園内には一部でしか咲いてなく、花も小さいので発見することは難しいかもしれない。遊歩道のすぐわきに咲いているのだが、気付く人は少ない。
下の花も発見は難しいかもしれない。噴水池南岸に咲いているキランソウ(シソ科キランソウ属)なのだが、「地獄の釜の蓋」の別名があるように、地面にぴったり張り付いて咲いている。
下の「シャガ(別名・胡蝶花)」は、公園北入り口近くに多く見られる。
以前は少なかった「黄菖蒲」の花が咲き始めた。繁殖力が強く最近は園内の湿地のほとんどで見られるようになった。花菖蒲には黄色い花がなかったために、黄色い花の黄菖蒲が好まれたというが・・・
リュウキンカ(立金花)も北入り口近くの湿地で咲き始めている。若いころにみた尾瀬が原のリュウキンカが印象に残っています。
巻頭の写真は年に一度春だけに現れる「ツマキチョウ(褄黄蝶)」で、春の妖精などとも呼ばれる珍しい蝶です。