MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

野鳥カメラマンの博識に脱帽

2016年02月02日 | あらかると

昨日の天気予報では、今日の午前中は「曇り」だったが、
当地は9時過ぎには快晴となり、久し振りにカメラを担いで大町公園へ。

公園に入って出会ったのが、例の人慣れすぎた「青鷺」。
周囲に人が居なかったので物は試しと舌打ちをして猫を呼ぶごとく呼んでみた。
が・・・・
目だけは反応したものの、当然ながら寄って来ることもなく、
初老の紳士が遊歩道をこちらに向かってきたので、
数枚撮ってその場を離れた(巻頭の写真)。

青鷺が休んでいるときの佇まいが、何となく悟りを開いた僧のようにも見え、
そのように感じたときには撮っているのだが・・・・

ゆっくりと被写体を探しつつ進むと、初老の紳士に追い越され、
追い越しざまに「何を撮られていますか」と声を掛けられた。
で・・・、いつものように「いろいろと季節の変化を」と答え、
そのまま、立ち話になった。

話している最中にあちこちで野鳥の鳴声がすると、
「あれはアカゲラの鳴声、あちらが四十雀・・・」と聞き分けている。
私の知らない野鳥の名前も出てきた。
そして「今2羽のアカゲラが飛んだ」と・・・。
するとまもなく近くの樹上20m程の太い枝に1羽のアカゲラが現れた(下の写真)。


野鳥の鳴声で種類を特定できる凄さは相当の年季があるに違い無いと、
いろいろ勉強させていただいたが、
やはり野鳥を知るには野鳥に専念する必要があるのだという。

声で種別が特定できれば、自分の撮りたい野鳥が撮れるわけで、
闇雲に歩き回ることが必要なくなり、効率もよくなるのである。
稲毛海浜公園近くに住んでいるようで、
大町の後は歩いて八柱霊園に向かうという健脚ぶりだった。

というとで、
他に撮るものが無かったので野鳥の写真を・・・・。

「山雀(ヤマガラ)」


「背黒鶺鴒」
白い羽の部分が多かったので別の種かと調べたが、セグロセキレイだった。


「ジョウビタキ♀」
人馴れしていたので、先日撮影した固体と同一のようである。


帰り際、北の入り口付近で数羽の小鳥に出会ったが、
撮影できたのは下の2種類。

「採餌中のジョウビタキ」


「シメ」
野鳥を余りとらない私にとっては初見の野鳥。木の実を食べているようである。


小鳥達を追って居ると、頭上から「ホーッホーッ ホッホー」と山鳩(雉鳩)の鳴声。
見上げると啼き止んだが、樅の木の2m程の所に止まっていた。


で・・・「山鳩」と聴くと、
1975年の山口百恵主演の映画「絶唱」で百恵が歌った「山鳩」が思いだされるが、
この話のわかる人はすでに還暦以上なのかも・・・・。

今日は他に、目白、鶯、四十雀、ルリビタキ、コゲラなどを目撃しているが、
追跡及ばずに撮影は出来なかった。
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