MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

熟れたサンシュユの実と青筋揚羽の求愛(「ゆいの花公園」にて)

2015年10月08日 | あらかると

昨日の天気予報では、風速4m程度と予想されていたが、
昨日よりも強い風が朝から吹いていた。

台風は移動しているので午後には風も弱くなるだろうと、
やや遅めの10時過ぎに自転車で出かけたが、
さえぎるものが無い場所では前に進めないほどの突風があった。

と言うことで行き先を近場に変更したものの、
「大町公園」や「21世紀の森と広場」では、林や立ち木が多く、
風に煽られた樹木から折れた枯れ枝が何時頭上から落ちてくるやも知れず、
古木が無く枯れ枝の落下の心配が無い「ゆいの花公園」へ・・・・。

数本のサンシュユの木では、実がたわわに実っていた。


サンシュユは漢方薬の原料となるため、
韓国の求礼では村一面に栽培されており、
春に村が花で包まれる頃には「サンシュユ祭り」が開催されている。
サンシュユの花や実を見るたび、写真で見た求礼の村を思い出す。


実は夏グミに似て美味しそうだが、実の5割ほどの大きな種があり、
その種を除いた果肉が生薬として利用されると言う。
果肉は渋くて生食は出来ない。


近くの花壇では、青筋揚羽が吸蜜に余念が無かった。


と・・・そこにやってきたのはもう一頭の青筋揚羽で、
レンズを掠めて吸蜜中の青筋揚羽の背後に迫った。


暫く様子を見て居ると、吸蜜中だったのはメスの青筋揚羽で、
急襲していたのがオスの青筋揚羽だった。
オスによる求婚行動だったのだが、メスは逃げ回るだけであった。
オスを振り切ると再び同じような場所で吸蜜を始めた。


巻頭の写真は公園入り口付近の花壇で、
紋黄蝶、妻黒豹紋の雌雄、黄立羽の雌雄、イチモンジセセリやチャバネセセリなどが吸蜜をしており、
蝶の写真を撮るには素晴らしいロケーションだった。
コメント