MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

深夜の月を彩る群雲(むらくも)を撮る

2015年02月08日 | あらかると

今日の午前零時過ぎにベランダに出ると、
月明かりと、地上の明かりによって薄雲が白く照らし出され、
南から北へと流れているのが見えた。

深夜の雲の面白さにカメラを持ち出して撮ってみた。
下の写真は絞りF8.0で30秒ほど露出を掛けているので、
写真の上部の雲は流れて写った。


更に上空の月を薄雲が通過すると、
月の周囲の雲が太陽の暈のように虹色に輝いた。
が・・・・
撮るための露出が意外と難しくなかなかその色が出ない。
何とか出たと思えば、月は白トビとなってしまった。

やはり一目見て月と判る為には、
特徴であるクレーターが写っていなければならない。
更に雲が流れているため、数秒も露出を掛けると、
混沌とした雲にしか写らない。


ISO値を上げてシャッタースピードを上げると今度は画質が荒れるが、
下の写真はISO800、露出時間0.5秒、F値6.3で撮ったもの。


さらに下の写真はISO3200、露出時間6分の1秒、F値6.3で撮ったものだが、
それでも雲の流れは止まっていなかった。


月に掛る雲の厚さによっては明るさが失われるので、
月に雲が掛ってないときを選んでシャッターを切っているが、
巻頭の写真など高感度撮影による画質のあれは防ぎようが無かった。

雲の流れないときならもう少し良いものが撮れる筈で、
次回チャンスがあったら再挑戦する位の面白さがある。
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