MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

大津川逍遥「高層ビル黎明期の職人」

2013年03月10日 | あらかると

3月8日、大津川の河口である手賀沼を目指してポタリング。
大津川では「初雲雀」の軽やかな囀りに自転車を下り、
手押ししながらの逍遥。

厳冬期から解き放たれたうれしさは人ばかりではなく、
雲雀も「初モンシロチョウ」も
「甲羅干しのアカミミガメ」も同じに違いない。

畦道にはホトケノザが咲き誇り、


ホトケノザの影では「天道虫」が何処に行く当ても無く、
右に左に、ホトケノザの幹の上に下にと動きを止めない。


オオイヌノフグリの早春らしい花の青さもいい。
何度撮っても、また撮ってしまう花でもある。


写真を撮り終えて大津川土手に上がり、いざ手賀沼へ・・・・
と・・・・
散歩中の人から「今日は」と声をかけられ、
ついでに立ち話になってしまった。

なんと四方山話は1時間以上も続き、
話し込んでいるうちに南風が強くなってきた。
南風に煽られながらも立ち話・・・・

アルミサッシ製造会社に長年勤務したとかで、
鹿島建設の下請けをこなし、日本初の高層ビルである「霞ヶ関ビル」や、
「貿易センタービル」の外壁のアルミサッシの製造と取り付けをしたとの話。
つまり単なるおじさんではなく、
日本の高層ビルの黎明期を支えた人物でもあったのだ。

すぐ近くにはタンポポの花も・・・・


鹿島建設に高層ビルといえば・・・・・
学生時代にアルバイトをしていた渋谷の「青写真」の会社でも、
鹿島建設の現場にコピー機(業務用特大機で設計図のコピーなど)を持ち込んでいて、
その作業員としてのお鉢が私に回って来た。

最初は「パシフィックホテル東京(2010年営業終了・現「SHINAGAWA GOOS(シナガワグース)」)」、
の建設現場に派遣され、
その経験を生かして、「KDD本社ビル(現KDDIビル)」や「住友新宿ビル」と、
高層ビルの建築現場で働いたことがあるが、
工事現場に入ったことは無く、正社員ほどの人的な交流も無かった。
また、何気に夢を保ち切れなさそうな将来の姿が見えてきたので、
住友を最後に会社を辞め正社員として金融会社に就職した。
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