MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

きらめく春の蝶と大山桜

2012年04月13日 | あらかると

大山桜を撮る予定で大町公園に出かけた。

途中の湿地で吸水中の揚羽蝶(ナミアゲハ)を見つけた。
夏場の揚羽蝶といえば大型の部類に入る蝶だが、
晩秋から厳冬期を蛹で越冬してきた春の揚羽蝶は、
別種の蝶ではないかと思われるほどに小さい。

小さいけれども夏場よりも鮮やかな色をしていて美しい。
これから秋まで世代を重ねつつ大型になり、
美しい飛翔を人々に見せてくれることだろう。


次に出会ったのが「ベニシジミ」
人の気配に驚いて逃げていくが、
吸蜜中は意外と近寄り易い。

蒲公英の上で吸蜜に夢中になっているとき、
母子連れが通りかかった。
「お母さん道間違えちゃったね?」
それには答えないで、
母、「写真撮っている人がいるから静かに歩いてね」
娘、「はーい」
母親が私の撮っているベニシジミに気付いたようだった。

2歳ぐらいの女の子だったので、
蒲公英の上のベニシジミを指差してその存在を教えてやると、
目の前に座って見つめていた。
が・・・
他に目的があったようでまもなく歩き始めた。

「ちーちゃいね」
ベニシジミの感想の様だった。
「でも綺麗だったね」と母。
そんな話をしながら親子は遠ざかっていった。


途中でその親子を見つけたが、
お玉杓子を眺めている様子だった。

次に出合った蝶は「ルリタテハ」で、数匹を見かけた。
前回に来たときも見ているので、個体数は意外と多いようである。


下の写真は数日前に撮った「キタテハ」で「ルリタテハ」とは同属。


ほかにモンシロチョウなども見られたが、
せわしなく飛び回りまるで人を避けているようでもあった。

「大山桜」
北海道では「桜の開花」といえば「染井吉野」では無く、
この大山桜であることが多い。
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