都心では15度を越すほどの暖かさとなったが、
明日は一転して寒が戻る様である。
午後から散歩を兼ねて21世紀の森を一周してきたが、
途中でダウンコートを脱ぐほどの暖かさになっていた。
巻頭の写真は、始動したばかりの田螺。
田螺の通った跡から察すると、
今日、冬眠から覚め泥の中から出てきたようである。
なぜかは不明だが「春告卵(赤蛙の卵)」周辺を3個ほどが蠢いていた。
別の場所では、2匹の水馬(アメンボ)が、
飛び跳ねたり泳いだり、波紋を作っていた。
浅い川の底には水馬の影が、
「四葉のクローバ」のような形で映っていた。
あちこちの池や水溜りでは赤蛙の卵が見られ、
昔からの自然環境が保たれているようだ。
水流の有るところや深い場所では、
全く見られないと言うのも面白いが、
孵化したばかりの御玉杓子を流れで失わないために、
DNAとして受け継がれてきた知恵なのだろう。
先日咲き始めた梅の花は2分咲ほどになっていた。
花芯では痩せた蜜蜂が蜜を集めていた。
花に蠢く蜜蜂を見るのは今年始めててある。
これからは三寒四温の季節だが、
四温のたびに蠢く虫たちが鼠算のように増えていく事だろう。