MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

懐かしのフィルムカメラ

2011年01月27日 | あらかると
デジタルカメラを初めて手にしたのは、1999年でNIKON-E700(200万画素)だった。
それまでフィルムカメラを使ってきた私にとっては、
E700の画像は、エクタクロームで撮った「ドンピシャ」の仕上がりのようなものだった。
しかも、カメラ任せでほとんど失敗がなく、
PCで簡単に処理出来、DPE(現像、焼増、引き伸ばし)費用やフィルム代も不要ということで、
フィルム世界から別れた年でもある

フィルムカメラ時代(以降銀塩カメラと略す)は、
カメラと言えば写真を撮る道具としての面白さに加え、「メカニカル」的な面白さがあり、
今のデジカメよりも趣味の要素の範囲は広かった。

私もカメラのメカニック的なところが好きで、
撮るためのカメラと言うより「メカ遊びのためのカメラ」なども集めたことがある。
しかしその殆どは「オークション」で売ってしまった。

「コーワフレックス」
「一眼レフカメラ」なのにレンズ交換が出来ず、
標準レンズの前に補助レンズをねじ込んで望遠レンズとしたユニークなシステムと、
シャッター音が「バシャッ」という、66判一眼レフのような音に魅入られて衝動買いした。
手入れをしながら音を聞くのが楽しみで、フイルムを入れた事はなかった。


「オリンパスペンF」
フィルムが2倍に使えるハーフ版カメラのレンズ交換式一眼レフで、
製造終了後も人気があって値上がり傾向にあったものを、18000円で買ったが、
3年後には倍近い価格で売ることが出来た。今でも人気がある。
普通に構えて撮ると、すべて縦型の写真になるところがユニークだった。


「Rollei 35 S」
沈胴式レンズのカメラで、
距離併せはレンズ胴に刻まれた距離メートル数字に「目視距離」を合わせると言う方式。
レンズの密閉度が高く、湿度の高い日本でもレンズに黴が出ることはなかった。
昨年、Rollei 35ビンテージバージョン(各モデル世界限定5台のみ、65万円)の限定販売が行なわれた。


「MINOX 35ML」
ワイシャツの胸のポケットにも入るサイズで、
カメラの全面の蓋を手前に引くとレンズが引き出され、
ロックされるシステムで、出張のたびにアタッシュケースに入れて持ち歩いた。
新橋の中古カメラ店にあったので買い求めたが、
中古店にあったにも拘らず新品だったため、請求された値段が98000円(ストロボ別売)!!!、
一瞬戸惑ったが購入。仕事中にも持ち歩けるので何かと重宝した。


「MAMIYA Professional C330」
レンズ交換のできる二眼レフカメラとして有名。
蛇腹がついており接写も出来たが、専用の三脚が必要だった。
三脚がないときは、まず上のレンズで焦点を合わせ、
焦点を合わせた被写体とレンズの距離を覚えてから、
同じ距離で下のレンズを被写体にあわすと言う方法で撮った。


「NIKON FM モータードライブセット」
長い間メインのカメラとして利用していた。
モータードライブを採用したのは、当時はモデル撮影会などに誘われていたからである。
その後オートフォーカスカメラMINOLTA 7Xiに乗り換えた。


他に、PENTAX SP、MINOLTA 7Xi、マミヤプレス(フィルムホルダーの交換により6×7判と6×9判に使えた)などを使っていた。
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