MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

みいさんぽ

2008年09月29日 | あらかると
ウォーキングは座禅に似ている。座禅が「只管打座」なら、ウォーキングは「只管歩行」である。座禅の目的は「無」の境地への到達であるが、「無になろうと思えば思うほど様々な思いが去来し、去来しては消え消えては去来する」ので「無」を体験することすら難しい。
ウオーキングも、ただ只管歩けばよいのだが、歩きながら様々なことを考えている。すれ違う人々や季節や森羅万象のよしなしに思いをめぐらしながら歩いているのである。去来しては消え消えては去来する様々な思考はまさに座禅時の思考に似ているのだ。

座禅もウォーキングもそうなのだが、様々な思いや思考はその場限りであることが多く、座禅事の脚の痺れやウォーキング後のシャワーの爽快感など肉体的なことだけが記憶に残っている程度である。

ひたすら歩かず、歩くだけではなく写真も撮ろう、巡らした思いは記録もしよう、と言うことで新しいカテゴリーみいさんぽ「只管不歩」を作りました。知っている人は知っている「ちいさんぽ」よりヒントを得ました。

今日の「只管不歩」

まず西洋風蝶草(クレオメ上の写真)に出会う。調べてみると「風蝶草」とか「日本風蝶草」なるものは無い。ならば風蝶草でよかろうものをと思う。花の下に沢山の種の莢をつけていると言うことは次々と咲いていた証で、花期が長いことが判った。

下の写真は風蝶草の下に咲いていた花。名称不明。


ある小学校の南側のフィンス沿いに落花生のような植物が生えていた。黄色の花が咲いているとすぐに判定できるのだが、あやふやであった。そのまま歩を進めると、最近収穫したと思われる土の掘り返された跡があり、目を凝らして見ると零れ落ちた落花生があちこちに見受けられた。
小学校で薩摩芋や稲の栽培を見ることは多いが、落花生は初めて見る光景である。栽培に携わった子供たちは千葉県の特産である「落花生」を一生忘れることはないだろう。

歩数が3000を越えたあたりでぽつぽつと雨が降ってきた。歩行速度を速め予定コースをカットして自宅方面に向かった。カットしたために方向感覚が無くなり住宅街の迷路に入り込んだ。しかし幹線道路に囲まれたエリア内だったので迷路を楽しむ。

下の写真は迷い込んだところで見つけたオシロイバナ。夕方咲はじめ朝日が出るとしぼむ。スズメ蛾など蛾の仲間の蜜場でもある。


自宅近くにたどり着いたときは雨も本降りになってきた。
エレベーターの中で見た万歩計の数値は5252歩だった。後ろから読めば「ニコニコ」、気持ちの良い一日の始まりでした。

団地内の小学生たちの元気な通学風景が見られました。


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