研究グループはSARS-CoV-2のどの遺伝子が免疫系抑制作用を持っているのかと、そのメカニズムも解明することに成功しています。これにより、SARS-CoV-2が免疫系から逃れて一定期間人体に潜伏し、増殖したのち他人に感染させるメカニズムが説明できるようになっています。小林教授は「SARS-CoV-2が非常に簡単に人体で増殖する理由は、ウイルスの特定の遺伝子がNLRC5の機能を阻害するよう作用するORF6と呼ばれる抑制遺伝子を持っているため、MHCクラスIも阻害するためです」と語っています。
研究グループがSARS-CoV-2の特定の遺伝子が免疫抑制作用を持つことを突き止めたことから、この遺伝子を標的とした新しい治療法の開発が期待できるとしています。小林教授と共同で研究を進めたテキサスA&M大学医学部のポール・デ・フィゲイレド准教授は、「この新しい発見により、SARS-CoV-2の特定遺伝子をブロックできる新薬を開発可能となり、免疫系がSARS-CoV-2と永久に戦うことができるようになることを願っています」と語りました。
研究グループがSARS-CoV-2の特定の遺伝子が免疫抑制作用を持つことを突き止めたことから、この遺伝子を標的とした新しい治療法の開発が期待できるとしています。小林教授と共同で研究を進めたテキサスA&M大学医学部のポール・デ・フィゲイレド准教授は、「この新しい発見により、SARS-CoV-2の特定遺伝子をブロックできる新薬を開発可能となり、免疫系がSARS-CoV-2と永久に戦うことができるようになることを願っています」と語りました。
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