引きこもり時々出もどり

埼玉県から長野県に移ったにも関わらず、転職せずに在宅勤務SOHOで仕事している土木設計者の日々。

通学路の歩道に立って考えてみた。

2011年08月23日 | みち
 小学校PTAの交通安全活動の当番で、通学路に立ちました。
 登校時の通学路で、唯一自動車と交錯する直轄国道の信号交差点で約40分程度、立ちました。

 交差点に立つと無性に信号サイクルとか、発進状況とか見てしまいます。
 ちなみに感応式で、最大待ち時間は60秒、主交通側の黄・赤時間は30秒でした。

 それはさておき、小学生以外に歩行者がほぼ皆無です。
 自動車は一人乗りが殆どです。
 通学の送りも、保護者が自動車で…なんてことも日常。
 これが地方の現実です。

 歩道の幅員はおよそ3m。全国画一的な基準です。
 大型車混入率が高いし、旅行速度が速いこともあり、自転車通行可ですが自転車もほとんどなし…。

 とはいうものの、他の学校への並行道路は歩道・排水施設もなく歩きずらいのです。谷筋だから、ルートも限られます。
 大型トラックがガンガン抜けていく、国道わきの歩道が唯一の歩行者系空間です。

 防犯上は、人目に付く車道脇がよいのでしょうが、歩行空間としては決して良いとは思いません。信号直後のこう配区間は、かなり排ガス巻き上げて加速しています。
 国道単体の道路断面上の機能は有していても、地域全体の断面ネットワークとして、歩行者のサービスレベルはどうなんでしょう。
 
 道路整備を生業としている自分ですが、何がよいのかちょっと考えながら立ってました。
 

 

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