秋たけなわの山田池公園に遊んだ、先月のこと。
昨年訪れた時は、春の華やかさにあふれていたが。。。
木々の葉を色付かせた装いが素敵。
公園内の遊歩道が複雑なので、その日も地図を見ながら歩いた。
ほぼ同じコースだが、目に映るものは新しい。
バーベキュー広場は閑散としていたが、池の一角に静かな熱気を感じる。
池の縁に沿って、釣り糸を垂れる人をたくさん見かけた。
どなたも腰を据えて、集中力全開のもよう。
獲物が何か気になるところだ。
何が釣れるのか問うと、傍らのビニールバッグの中を見せてもらえた。
15cmほどの鯉、10cmあまりのマブナ、5cmちょいのアマゴが1匹ずついる。
どれも観念したように、バッグの底に腹を着け、微かにヒレを震わせていた。
魚たちのその後を聞くと、池に戻すと言われた。
魚数を減らさないように、キャッチ&リリースを励行すると彼はいう。
近年ブラックバスが生息しだし、穏やかに見える水面下でも在来魚が脅かされているらしい。
冴えた秋の陽に身をゆだね、たっぷり時間をかけて一回りした。
再び釣り場の傍らを通りかかると、釣り人たちの姿は既になかった。
地上を垣間見た魚たちは、元気で泳ぎ回っていることだろう。
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