国道24号線を車で走る時に、幾度ととなく曲がり損ねた角がある。
あっ、さっきの交差点だったのかぁ。
またまた逃しちゃったね、ってな具合だ。
その日は、そつなく曲がりて『アルコ』の駐車場でストップ。
ランチ開始の11時30分まで暫くあり、店内で待たせてもらった。
店に入るや否や、フロアの一角に鎮座するピアノとドラムに目を奪われた。
時々演奏会もされるそうだ。
常連客らしきグループの1人が、ここのパンは美味しいと話している。
そう聞けば、食べたくなっちゃう。
パンには限りがあるのか、数組で完売のようだった。
アルコを取り上げた雑誌が何冊も置かれていた。
それらのページを繰りつつ、自家焙煎黒豆茶をすすりながら料理の登場を待つ。
今日の献立が、順々に並ぶ。
惣菜は、それぞれに固有の味が楽しめる。
熱々コロッケは、優しすぎる下味が美味で追加したくなるほど。
パンは個人的に軟らか好みゆえ、黒米入りごはんがチラッと脳裏をかすめた。
帰り際、隅々まで余すところなく宣伝満載の名刺をいただいた。
一風変わったそれは、スマートでもお洒落でもなくカフェらしさは皆無だ。
その内容がおもしろい。
『ランチ』『カフェ』は当然として、『音楽教室』『ヨガ』
加えて『推拿セラピー』に『バリ式アロマ リンパマッサージ』などと幅広い。
そして、『街の電気屋さん』の一面も。
この他に、営業時間、住所、TEL、URL、店内写真までがひしめき合っている。
小さな紙面を無駄なく最大限に活用した、愉快な名刺。
こんなの初めて。
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