五月病？

　今の、携帯電話の仕事にありついて早三ヶ月。どうやら五月病を発症したっぽい…。なぜなら、最近どうも体調が悪い。だるいし、仕事にやりがいを見出せない。だって、客が馬鹿ばかりだから…。

　もともと接客が苦手な私が何故このような販売員の仕事に就いてしまったのか…。私にも分からない。私は厭世家だ。世の中どうせいいことは長続きしない。悪いことは、それこそスパイラルのようにその人の人生にずっと渦巻く。

　私には彼女がいる、理解ある両親に育てられ、飼い犬も凄く可愛い。世間からみれば普通の男だ。だが、高卒だし、正社員ではないし、などのマイナスも多い。私よりも不幸な境遇でも、前向きに頑張っていらっしゃる方も大勢いるだろう、しかし、私を取り巻くこの閉塞感にも似た、絶望感はなんなのだろうか・・・。

　人間関係においては、異性に全く興味が無くなった。面倒臭い。もちろん性欲はあるし、いろんな女性とセックスしたいという欲望は存在する。だが、一方で面倒なのだ。所詮女は、誰と付き合おうと一緒だと思う。楽しいのはせいぜい付き合い始めの数週間だけ。後は、馴れ合いと同情のみで男女の関係は成立する。経済力があるならそこに打算も加わる。絵が描けない…、こいつと決めた女性と結婚して、ちゃんとした家庭を築いている自分が。情けない・・・。同性にしてもそうだ。めっきり遊ぶきも無くなった。所詮俺を理解してくれる男はいないと思ってしまう。自分の周りは、当然ルイが友を呼ぶで、似たようなのが一杯いる。そういう人間を軽蔑してしまうじぶんがいる。同類だとの自覚はあるが…。最低だな、俺。

　私もこの夏で26歳だ。もう結婚も当然、子供がいてもおかしくはない年だ。なのにだ、私はまだ仕事が決まらない。やりたい仕事がこの世に存在しないのだ。やりたくもない携帯の販売を、馬鹿な客に媚びつつ淡々とすごす日々。一体どういう絵を描けというのか・・・・。

　何もかもが窮屈だ。退屈だ。くだらない。…、こういう文章を書いてしまう時点で自分の不安定差を露呈し、それは未熟を露呈することになる。未熟は認めるが、成長した自分を描くこともできない・・・。自分のことは自分が一番分かっている。できることもできないことも・・・。ちょっとしたことでイライラして馬鹿みたいな最近の俺…。

　誰か私を救ってはくれないだろうか。世の中捨てたもんじゃないと言ってはくれないだろうか…。もういつでも・・・・・・。